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2020年03月14日00:19

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゚Д゚) < Bujjigadu (ブッジガードゥ チェンナイから来た男)

■「鎖国」状態を選んだインド アジア各国でも対策強化
(朝日新聞デジタル - 03月13日 08:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6007209

 まあ、インドはその気になれば自国で色々賄えなくは…なくは…賄えるんやろか? 面積だけで言えばEU総面積に近い広さを持ってるけども。
 それが故に、宗派対立暴動やらカシミール問題やら疫病以上にヤバい状況がある中で、国内問題にだけ集中したいってことかもしれなくもないかもしれんけど。まあ、デリーはじめ都市部では映画館の閉鎖が決定されたそうで、映画界にも影響必至な感じになって来ましたけど、本当どうなるんかねえ…。
 インドの心配するより、我が家もちょっと外出するだけであーだこーだ言われるこのご時世で、いろんなイベントに出ていく気がなくなって来ているこの頃ですが。そうでなくても、病院行ったり散髪したりしたいんだけどなあ。「バーフバリ」主演俳優のプラバースの新作も日本公開されるのにぃ。見に行けるのはいつの日か。ああ母さん、僕の麦わら帽子はどこに行ってしまったのでしょう…もーまんたい。



Bujjigadu (ブッジガードゥ チェンナイから来た男) 2008年 146分(150分とも)
主演 プラバース & トリシャー & サンジャナー
監督/脚本/原案/台詞 プーリ・ジャガンナート
"ブッジィが誰かわかる? 彼は、私の鼓動、愛、家族…世界そのものよ"

https://www.youtube.com/watch?v=H8yaV6QCjio

 12年前。
 ヴィシャーカパトナムで生まれ育ったブッジィとチッティは、お隣同士の幼馴染。しかし、とある喧嘩がもとで「12年間口も聞かないで」とチッティに宣言されて友情に終止符が打たれてしまった。
 ブッジィは、チッティの「もし、12年間別々に過ごした後に再会できたなら、結婚してもいい」と言う言葉を信じて、その日の晩に家を出て行ってしまう。我が子の失踪についてチッティを激しく責めるブッジィの両親に耐えきれなくなったチッティ家もまた、家を引き払い早々に一家でハイデラバードへ引っ越してしまうことに…。

 そして現在。
 チェンナイでいっぱしの不良青年に成長していたブッジィは、ついに約束の時が来たと喜び勇んで故郷に帰ってくるも、親友サティ(自称トーキョー・ジャーニー)のヘマのせいで一緒に逮捕され、そのまま服役することに!!
 チッティに会うためにはそんなことはしてられないと脱獄の機会を伺うブッジィに、同じ服役囚から「ある男の殺人を請け負うなら、脱獄を手伝うし恋人との結婚資金に1カロール(=1千万ルピー)払おう」と持ちかけられたことで…。


挿入歌 Talaiva (彼は、人々を導く開拓者)

https://www.youtube.com/watch?v=YM2GzRjvw5A
*過去のラジニ映画を所々にインサートしつつ魅せる、ラジニファンたちの饗宴の舞!
 チェンナイ育ちだからラジニ好きって言う、直球キャラ付けで盛り上がるファーストミュージカルですが、その後特にこの設定は生かされないまま映画は終わります…。

挿入歌 Sudu Sude (見てくれ [スッブ・ラクシュミーよ])

https://www.youtube.com/watch?v=3On5CViEeZo
*トリシャー、カワイイ! ペンギン他の動物もカワイイ!!


わーい(嬉しい顔) テルグ語(南インド アーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナー州の公用語)映画界で活躍するプーリ・ジャガンナート16本目の監督作。タイトルは、主人公の名前。別題「Bujjigadu: Made in Chennai」とも。

 後にタミル語(南インド タミル・ナードゥ州の公用語)吹替版「Kumaran Rajini Rasigan」、ヒンディー語(インドの連邦公用語。主に北インド圏の言語)吹替版「Deewar-Man of Power」、マラヤーラム語(南インド ケーララ州の公用語)吹替版「Rudran Mr Munna Made in Chennai」、15年にはバングラデシュでリメイク作「Pagla Deewana」も公開された。

 出だしの子供時代の思い出話は爽やか青春ものを期待させる語り口ながら、本編が始まるとドタバタラブコメ+マフィア抗争映画へと早変わり。2つの陣営をコロコロ行き来しながら、ヒロインを追いかける主人公ブッジィの変わり身の早さが楽しいお話ながら、いつものジャガンナート監督作に比べると、ややコメディ・ロマンス・抗争劇が噛み合ってないまま話が進行してる印象を受ける。ミュージカルシーン以外にも多用される特徴的なフレーム演出が斬新ながら、なんか微妙にいつもカメラがフラフラ動きすぎてる感も拭えず。

 そのドタバタ感が全編貫いた話芸コメディアクションな映画の中で、わりときっちり純情一路なケンカバカやってるブッジィがそれでも魅力的に見えてくる所なんかは、演出以上にそれにしっかり答えるプラバースの魅力全開映画だからでしょか。
 いくら幼馴染の大親友とはいえ、あの後チッティと正式に恋人同士になったとしても、なんかまた色々と問題起こして周りが苦労する未来が見えてきそうな…気がするのは気のせいか。まあ、その周りの人間たちも、チッティ含めてわりと能天気なので人死にが出ても「しょうがないなあ、もう」とか言って問題解決にノリノリで乗り出しそうではあるけれど。

 そのブッジィを取り巻く主要登場人物の1人、ヒロイン チッティの妹カンガナーを演じるは、1988年カルナータカ州バンガロール(現ベンガルール)のシンディー家系(現パキスタン南部から派生した、シンド語を母語とするコミュニティ)生まれのサンジャナー(・ガルラーニー。生誕名アルチャーナー・ガルラーニー)。
 妹に、やはり女優のニッキー・ガルラーニーがいる。
 12才からモデル業で活躍し、多数のCM出演を経て「Soggadu」「Panduranga Vittala」と言う2本の映画に子役出演。06年のカンナダ語(南インド カルナータカ州の公用語)映画「Ganda Hendathi(夫と妻)」で主役デビューする。08年の本作でテルグ語映画デビューとなり、12年には「Casanovva(カサノヴァ)」と「The King & the Commissioner(キング&コミッショナー)」でマラヤーラム語映画デビューもしている。以降、カンナダ語映画とテルグ語映画界で活躍。19年には「Boxer」その他でタミル語映画デビュー予定とか。
 映画の他、Webドラマシリーズ、サイクリング、アクロヨガ(アクロバットとヨガを組み合わせたエクササイズ)でも活躍。16年にはGMASAソーシャルメディア・セレブアイコン賞を獲得している。

 多数のコメディアンや悪役キャラの登場や、出だしのジェイルもの展開なんかが、話自体は全然違うけどジャガンナート監督の1本前の監督作「Chirutha(チルタ)」を思い起こせる感覚もあり。なんとなく、売れ線と新規性の両立に色々迷走しながら面白ネタを色んな方向性で探ってる感じにも見えてくるかなあ…。まあ、中には「そのネタでウケようとするのは色々大丈夫なの?」ってギリギリなラインも出てくる感じなのは、それはそれで良きかな。
 チェンナイ育ちゆえに無類のラジニファンという主人公設定が、前半くらいにしか生かされてないのはなんやねん、って感じではあるけれど、ハイデラバード人にとってチェンナイって所はどんなイメージの街に思われておるんでしょうかのぅ。気になるような…そうでもないような。ムゥ。


挿入歌 Chitti Aayire (さあチッティのお通りだ)

https://www.youtube.com/watch?v=t9L5MPp6sQU
*主演プラバースとともにメインで踊ってるのは、ダンサー女優として活躍するムマイト・カーン。

挿入歌 Love Me (ラブ・ミー)

https://www.youtube.com/watch?v=ki2YYOkzZFU

挿入歌 Guchchi Guchchi ([俺の心がこんなダーツで] 押しつぶされる)

https://www.youtube.com/watch?v=bjr4zkepGGA

挿入歌 Dhadak Dhadak (心臓がドクンドクンと [鳴っている])

https://www.youtube.com/watch?v=xXO4YANWBS0




・本作と同じプーリ・ジャガンナート監督作「Chirutha(チルタ)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965315872&owner_id=3570727



・Bujjigadu を一言で斬る!
「ハイデラバードでは、業者に頼めば携帯番号から個人情報ってそんな勝手に引き出せんのん?(有力者の手下特権ってやつでしょか)」
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