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｜令和２年３月10日『「ニュートン力学」と「相対論」について』：kochi-atago
Written by, HAMADA Toshihiro （56歳）｜[理学士]｜（C)｜｜｜
｜＞アインシュタインの理論は、それ以前の（ニュートン他による）空間理論を反駁するものです。ご承知のようにニュートンはどんな物体が存在しても空間そのものは不動だと考えたわけです。アインシュタインの理論はそれを反駁します。「水星の近日点移動」は太陽の巨大な質量によって空間が曲げられるから起こるのだというわけです。現代の精密な観測もそれを支持しました。科学理論はこういうふうに、既存理論を書き換えることを繰り返して進歩すると考えるわけです。ではその理論を否定されたニュートンは忘れてよいか？というと決してそうではない。われわれのニュートンに対する敬意は揺るぎないものです。もしも彼の時代にノーベル賞があったなら文句なしに受賞しただろうし、一般相対性理論出現のゆえに剥奪されることもないわけです。なぜなら【有用な仮説】を提出して物理学に貢献したからです。ひるがえって一般相対性理論は永遠不滅の真理だと言ってよいのでしょうか？確かに証拠はある。しかし、神ならぬ人類は宇宙の全てを知り尽くしているわけではないですから、理論の書き換えを迫るほどの事実が未だ見つかっていないだけかもしれないだからずっと未来の科学者によって書き換えられる可能性は無いとは言えない。したがってこれも【有用な仮説】なのです。「仮説」には例えば「信用できない」のような意味はない。
＞『科学理論はこういうふうに既存理論を書き換えることを繰り返して進歩する』←（この記述には全くその通りだと貴殿の主張に同意致します。）それで、この辺りから私なりの記述をさせて頂きます。確かに「一般相対性理論」の成立した事によってニュートンによります「ニュートン力学」自体が「否定」される訳ではございません。なぜなら「相対論」とは「光速」に非常に近い速度領域における物理学上で成り立つ「理論体系」だからです。例えば「テンソル演算」を用いたり「ローレンツ因子」を用いたりする訳ですね。そして「アインシュタイン」までは「ガリレイ座標系」上に描写されていました「物理量」も、こうした「座標軸の変換」に伴って多少なりにも「その「成分要素」にも「異なり」は発生してくる訳です。例えば具体例と致しましては「相対論」の実用化によって「GPS」などといった「応用産物」も出来ています。こうした点も「相対論」の出現によって物理が「進化」した論拠だと言えるでしょうか。しかしだからと言って「ニュートン力学」が「全く否定」された訳ではございません。ただ、現代物理学が「認知」致しますその「物理学上の認識領域」の中において多少それまでよりは「位置づけ」が「片隅」に追いやられた感は否めません。その理由は「相対論」においても「ポイント」となる「光速Ｃ」の「数値」を随分と「遅い値」に置き換えますと、今までの「ニュートン力学」で得られた「解」と同じ解が得られるからです。但し「言葉のあや」とでも申しましょうか、物理学実験によって正しく検証された「物理仮説」は（少なくとも）「物理学」という「学問領域の中」では「慣習」として「仮説」という�犖討嗅勝匹�ら「理論」という成立事項へと変化していく事は事実です。｛そしてご指摘の様にこの「相対論」もまた、やがて来るでしょう「新しい未来物理学」によって、その「位置づけ」を変化される事は「宿命」の如くに「相対論」もまた内在しているはずでしょう。
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