mixiユーザー(id:65734101)

2020年02月09日07:54

135 view

2020年2月度活動記録

ことのはの冬(the labyrinth where Ariadne is)

鈍色(にびいろ)の雲のためたるかなしみをふふうと吐き出す 牡丹雪舞ふ
新年に慣れて二〇二〇〇二隠れてゐさうな007
無彩なる冬路をおほふ如月の桜枝(え)紅く兆す幻視に
店先にかしこみをるは早桜我が家に来(きた)るべき枝(え)はいづこ
翡翠なる珠玉の奥から湧きいづるみづの至りて汝(なれ)生(あ)れましき
参考書携へて白く息を吐きこはばる面ざし朝陽影満つ


【余談】
読み返して「あー、頑張ったね…」と当時の自分に言ってあげたいのです。この、歌題が思いつかないなか必死にひねり出した感の強さよ…笑。
一番苦労が偲ばれるのは2首めかと思いきや、5首めです(個人の感想です)。そんなときもあるさ、どんまい私。
規定の6首のうち5首をひねり出したあとで本当にネタが尽き、どうしようもない状態で詠んだのが第6首なのですが…これ、ひょっとして、今回のなかで一番出来がいいのってこの6首めじゃね? と思わなくもない…窮鼠猫を噛むってこういうことなんですね!(たぶん違う)

こんな短歌たちでも、紆余曲折とそこはかとない努力が裏に隠れていたりします…。
【余談終了】

※短歌は「万象」に掲載したものの再録です(一部修正あるかも)。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する