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2020年03月05日12:59

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「象の背中」映画感想

涙腺ゆるみっぱなしだったのは、言わずもがなですが。

役所さんはやっぱりうまい!
今井美紀の奥さんっぷりは、ちょっと下手だったけど、
でも、浮気相手と遭遇した時の複雑な心境の顔は、
見てるこっちの血の気が引くくらい巧かった。

まあ、癌になった人の
本当にその立場にいる人から見たら、
言いたいことは色々有るんだろうと思うけど、
ワシ個人としては、いいもの見せてもらったと思う。

前に、「天国で君に逢えたら」を見たときは、
正直、あんま感動は無かったんだけど、
それには二つわけがあった。
ひとつは、主人公家族が実際にはクリスチャンで、
それがためにがんばる勇気をもてたのに、
映画ではそれが完全に無視されていたこと、
あの人の死を描く時に
クリスチャン色をはずしたら、
それこそ、珈琲を入れないクリープでんがな。
本末転倒もはなはだしい。
それと、伊藤美咲が大根丸出しだったこと。

確かに、「象の背中」でも、
子供とか大根だったけど、
周りを固めてる役者人が
いいキャスティングだったと思う。
笹野高史さんの蹴りもよかったし。
それに、演出やらシチュエーションが巧い。
原作の秋元康さんってのが、
もともと、ワシの好きなフレーズの
多い人ではあるんだけどね。
蹴り飛ばすことで、赦すこととか、
あれは涙出た。すごい優しさだと思った。

まあ、もし、この物語の主人公の立場が
ワシだったら、
あんなに冷静でいられるのだろうかとは思う。
きっと、みっともなく泣き喚いて、
そこらじゅうに当り散らして、
自殺しちまうのじゃなかろうか?
とも思う。なんせ、弱いからねぇ〜。

まあ、一応、死ぬまで生きてやろうとは
思ってるんだけど、
「死ぬまでは、生きていたい」
これに尽きるとも思う。
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