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2020年02月07日09:00

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「蜜蜂と遠雷」 読了

「蜜蜂と遠雷」 恩田陸著 読了。 面白かった!

この所 落語関係の本や芝居関係の資料とその小説しか読んで無かった事を猛烈に反省。
しかし 改めてこれで【芸十夜】を新鮮な気持ちで読めると思います。

ピアノの弾き手の天才たちの物語です。
*つくづく耳が良いのが羨ましい〜! と思いました。

私は、狂言のお稽古で自分の耳の音感の悪さを感じてました。
四分の一上がる、とか四分の三下がるとか・・・色々言われてましたが、きちんと一回で出来た事が有りませんでした。
狂言の中で「小謡」の出て来るものは、先生(野村耕介師)が無理と判断して言葉だけのものでした。
『盆山(ぼんさん)・酢薑(すはんじかみ)・萩大名(はぎだいみょう)・咲華(さっか)』などを稽古しました。

音楽を言葉で表現する難しさと楽しさを知りました。
直木賞と本屋大賞をこの小説で作者・恩田陸は受賞してます。
*そんな事はお前に言われなくても知っているよ! という声が聞こえてきそうです。
単行本も随分売れた様ですが、食指が動かず見送りました。

先日の横浜の老人ホームのボランティアのお礼に頂きましたので、改めて友人に感謝です。
この場を借りて御礼申し上げます。

文庫本の後書きの解説が、担当編集者 というのが異色です。
そこに書かれていたことにも、驚きでした。
まるまる7年間、全71回の連載で、題材となっているピアノコンクール(浜松国際ピアノコンクール)に何度も足を(一年に一度開催ですから・・・)運んだ様です。
そして、最初の掲載が幻冬舎のPR誌だった事も驚きました。
色々な面で驚かされた小説です。

まだの方は、ぜひ 図書館で借りて読んで下さい!
@営業妨害かな?
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