先日、放送されたすべらない話で見事にMVSを取った大悟。
のっけに松本から「最近いろんな番組で手え抜いてはるけども」と弄られると、軽く間をおいて
「すごいな、それ」
と返す。一瞬場が静まる。
松本さん相手にタメ語?という静まりであるように聞こえた。
「そんなこと言うてわしにプラスあるか」
ここで笑いが起こる。
「ないよ」と言う松本に、畳み掛けるように「だったらなんでそんなこというん?」と言って会話は終わる。
正論なんて吐いたらつまらなくなりそうなお笑いの最前線で単に正論吐いただけであの笑い。
松本にタメ語で言うから面白いのだ。
いつの世も、単なるバカでは出世できず、従順なだけの羊もダメで、タイミングをきちんと読めるかどうかがとても大事である。
殿様の頭を草履で踏んずけて
「お前がこんなところに寝とるからじゃろう」
と言って、笑って済むのは群衆の前で、それが護衛の兵士しかいない場だったら、明日にはこの世にいないかもしれない。
MVSをとった親父の話が終わった後にも、「なんのジャンル(の話)やねん」と苦笑する松本に「いい話というか、すべてが入ったハナシですよ」と突っ込んでいた。
松本はお笑い界のキングだがそのボケは年々鈍っている。
だからふつうの正論を老害に諭すように話すだけで滑稽なのだが、あのタイミングであんな風にいうことは、誰にでもできることではない。
と何故か急に千鳥の大悟を絶賛、従順な羊のアタシ。
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