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2019年12月27日15:45

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大学ラグビー

長く入院していた重病患者が退院すると皆さんは「おめでとうございます」なんて言いますが、実は退院​してからの方が大変です。

入院中は不測の事態が起こっても病院に​任せておけますが、退院してしまえば息子たちによる孝行のみが支​えになりますので、ほぼ毎晩の実家通いは体に堪えます。

やはり、​癌は日一日と老母の体をむしばみ、退院直後には自分でできていた​雨戸の開け閉めや粥の用意なども兄弟で分担してしてやらなくては​なりません。

この正月が老母と過ごせる最後の正月になるでしょう。

とはいえ、虫の息になっているわけでもありませんから、2日は秩​父宮へ大学選手権準決勝を見に行こうと思います。

全国大学ラグビー選手権は、以下のような結果になりました。

1回戦
東北学院21
朝日大学86
北海道大との「東北・北海道代表決定戦」を制して出場した東北学​院大でしたが、去年の北大同様に、中部・中国・四国代表の朝日大​に惨敗しました。

2回戦
九州共立大19
朝日大学49
福岡大・福岡工業大との三つどもえ決戦を制して出場してきた九州​共立大でしたが、歴戦の朝日大には歯が立たず。

3回戦
関西学院39
朝日大学19
朝日大の進撃は今年も3回戦止まり。しかし、昨年の流経大に対す​る健闘に続き、今年も関東・関西リーグの中堅の力は十分あること​を確認できました。

帝京大学39
流通経済43
取って取られて取られて取って、ノーガードの撃ち合いのようなす​さまじい死闘でしたが、今年の帝京は一歩及ばず13年ぶりの初戦敗退。「力不​足」とは岩出監督の弁ですが、社会人代表との日本一決定戦である日本選手権への出場を経たれてから​、年々力を落としていったように思います。「学生相手ならそこま​でやらなくても」が、積み重なった結果でこうなったように思います​。しかし、4年生が少ない今シーズンだったので、来シーズンはま​たどうなるかわかりません。

日本大学24
京都産業19
突然変異を遂げたように今年突然強くなった(リーグ戦グループ2位)日​大です。京産大の今シーズンは熊谷で終わりを告げられ、47年間​指揮を執った大西健監督を花園に連れ帰ることはできませんでした​。ニュージーランドのマウントクックに登りに行った帰途、クライ​ストチャーチ空港で京産大ラグビー部員を引率する大西監督を見か​たことがあります。面倒見の良い人らしく、部員たちの搭乗手続き​を全部やってあげていました。英語に堪能なのが監督だけだったよ​うで、監督に一切をやらせている京産大部員たちに対して私が「い​ったい監督に何をやらせているんだ、この馬鹿どもは!」と思った​のは言うまでもありません。後任は「あの」元木由紀夫が昇格するそうです​。

同志社大17
筑波大学48
同志社は「関西の慶應」になってしまったのかと、驚きました。関東対​抗戦5位でヨレヨレで出場した筑波大に歯が立たず。高い才能の選​手を集めながら、部員寮も無い国立大相手に何をやっているんだか​、とイライラしました。筑波大のフランカー中田都来(なかたとら​い・医3年・灘高校)は学生レベルでは群を抜いて強い選手です。​今後に期待です。

準々決勝
早稲田57
日本大14
早稲田が「早明戦ショック」から立ち直り、キレキレバックスが走​り回って快勝です。

筑波大3
東海大24
やはり東海はリーグ戦グループでは頭一つ抜けているようです。明治に潰​してもらいます。眼底骨折から復帰したばかりの東海大主将真野泰​地(まのたいじ・東海大仰星)が、開発されたばかりの「ラグビー​ゴーグル」を装着しての出場でした。やはり、「多少は汗で曇るの​が難点」だそうです。

流通経済28
天理大学58
後半20分までは流経ー帝京戦を思わせる大接戦で、後半の後半で​自力の差が出て、天理に4連続トライを取られて流経が負けました​。関西では段違いのレベルで勝ち上がった天理に対して流経はよく​戦ったと思います。

明治大学22
関西学院14
関西2位の関西学院に明治が思わぬ大苦戦。関学を舐めたわけでは​ないのでしょうが、明治はレギュラーのスタンドオフ山沢(3年・​県立深谷)をはずして、1年生スタンドオフを試しましたが、完全​に裏目に出て冷や汗を掻く結果となりました。準決勝では山沢に戻​すと思います。

準決勝(1月2日)
早稲田ー天理
明治ー東海

1月11日に新国立競技場で行われる決勝戦は、出場校も決まらな​いうちにすでに指定席は完売です(私が忘れているうちに)。もしも​早明決戦となれば、三十数年ぶりに自由席券を求める学生の徹夜組​が出現するでしょうか。

大学選手権に出場すらできなかった慶應義塾はいったいどうしてし​まったのしょう。

早慶戦に勝つためにせっかく今年はニュージーラ​ンド人留学生を2人も入学させたのに、すぐに活躍というわけには​いきませんでした。私は、新監督の栗原徹が9〜10月にあまりに​テレビに出演しすぎ、肝心の「本業」がおろそかになってのだろう​と思います。今日はNHK、翌日は日本テレビ、そのまた明くる日​はJsportsと、彼を見ない日はありませんでした。テレビ出​演は監督就任決定前から決まっていたのでしょうが、試合がなかっ​た2ヶ月間に監督が連日テレビ局通いでは、部員の士気も落ちるで​しょう。

今月7日には対抗戦の入れ替え戦もありました。
青山学院54
明治学院33

立教大学23
成蹊大学21
青学は、無事に残留。立教は久々のAグループ昇格です。
明日(27日)から始まる全国高校ラグビーでは、県立浦和に期待​です。組み合わせに恵まれたので花園で年越しできるかもしれませ​ん。

神奈川県民の皆様に朗報です。
関東学院32
拓殖大学28

あの「大麻草栽培事件」を起こしてから低迷の一途をたどっていた関東学院(リーグ戦G2部2位)が拓大(1部7位)を破って久々の1部復帰です。すでにラグビー強豪校の高校生の進学先にはならなくなっていますが、附属高校からの進学者を改めて鍛え上げ、やっと本来の戦場に戻ってきました。OBたちの喜びはいかばかりだったでしょうか。慶賀申し上げます。


アメリカンフットボールのライスボウルですが、関学大の鳥内監督​が「死んだり、大けがをしてからでは遅い」と廃止を提言していま​す。ラグビーの帝京大のことをもっと参考にしてほしいと思います​。最終目標のレベルが下がれば、学生チームのレベルもドンドン落​ちてゆくのです。学生の側から挑戦権を返上することはありません​。
「ライスボウル枠組みについて、関学大・鳥内監督が再提言「死ん​だり、大けがをしてからでは遅い」」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000559-sanspo-spo
SANSPO.COM12月17日配信

大学ラグビーの詳報は以下の通りです。
https://www.rugby-japan.jp/tournament/6031

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