僕は、デビッド・ニブンと言うイギリスの俳優が好きです。
洒落た髭をはやした紳士然とした人で、そのような役柄も多かったですね。
例えば、80日間世界一周の主役を演じました。
007シリーズの「カジノロワイヤル」にも、ジェームス・ボンド役で出ています。
原作者のイアン・フレミングはボンドを創作する際、
彼をイメージして書いたとも言われています。
そのデビッド・ニブンが主役をやった映画が「ピンクの豹」です。
かつて観た事がありますが、また観たいと思っていた映画の1本です。
昨日、CATVのムービープラスで放送されました。
デビッド・ニブンは、
イギリス貴族のチャールズ・リットン卿、実は希代の怪盗ファントムを演じていました。
脇役でピーター・セラーズがクルーゾー警部役で出ますが、
評判が良かったようで、彼が主役になって「ピンクパンサー」シリーズが出来ます。
ピンクの豹は宝石の名前です。
これを所持しているのが、中東の某国の王女ダーラで、
クラウディア・カルディナーレが演じていました。
クルーゾー警部の妻シモーヌをキャプシーヌが演じていましたが、
彼女はリットン卿の恋人でもあります。
そして、リットン卿の甥のジョンをロバート・ワーグナーが演じていましたが、
やはりシモーヌに恋してしまいます。
早い話、かなりのドタバタの艶笑コメディです。
リットン卿は、王女のダーラを口説こうとします。
ダーラ王女は、「私はお酒は飲みません。現実に満足していますから。」と言います。
するとリットン卿はすかさず、
「私も現実に満足しています。私の現実には酒も含まれておりますが。」答えます。
先日書いた、和田誠の「お楽しみはこれからだ PART2」に載っていました。
その他、とにかく素晴らしいドタバタの連続で、とても面白かったです。
何度か声を出して笑ってしまいました。
腹から笑える映画は、そんなに多くはありません。
このような映画は精神衛生上も良いような気がしました。
YouTubeに英語ですが、予告編がありました。
興味のある方はご覧になって下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=sh4tFmpn9OY
ログインしてコメントを確認・投稿する