mixiユーザー(id:7269003)

2019年10月12日10:45

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10/10 カーチャ・カバノヴァ@リンデン

MUSIKALISCHE LEITUNG
Thomas Guggeis
INSZENIERUNG
Andrea Breth
BÜHNENBILD
Annette Murschetz
KOSTÜME
Silke Willrett , Marc Weeger
LICHT
Alexander Koppelmann
DIKOJ
Pavlo Hunka
BORIS
Simon O'Neill
KABANICHA
Karita Mattila
TICHON
Stephan Rügamer
KATJA
Eva-Maria Westbroek
KUDRJASCH
Florian Hoffmann
VARVARA
Anna Lapkovskaja
KULIGIN
Viktor Rud
GLASCHA
Emma Sarkisyan
FEKLUSCHA
Adriane Queiroz
EIN VORBEIGEHENDER
Viktor Rud
STAATSOPERNCHOR
STAATSKAPELLE BERLIN

カーチャは重点演目なので、行くこと自体はキャストいかんに関わらず確定。面子的には、ウェストブレークは題名役に合うかなー位の感覚。上演自体がハズレでも、ようやく9年ぶりのカーチャの実演と言う事で元は取れる(元もなにも、チケット代は12ユーロだし逸失時間は100分だし…)

こんな舐めた態度で申し訳なかった。素晴らしい上演だった。
まずは開始数小節でこのグッガイスなる昨シーズンまでのアシスタント(要はカペルマイスター以下、ほんとに練習がメイン)だった26歳がこんなにオケをコントロールして、こんなに絶叫を要さず緊張感を醸し出せて、こんなに温かみと狂気を孕んだ音楽づくりが出来ているとは。ヤナーチェクは相性が合う合わないは相当あると思っているが、グッガイスは明らかに合う方。多分当地を去るまでにまだ聞く機会はあるだろう。これは今後数十年が楽しみ。

そしてウェストブレーク。持ち味の全身全霊を込めた、役が憑依しているかのような没入振りは彼女のオンリーワンの魅力。そしてこの方向性が最も生きるのがヤナーチェク。彼女のヤナーチェクはそれこそ17年くらい前にシュトゥットガルトで見て以来だが、これはこれで幸せな円熟だな。オニールもリュガマーも合格。マッティラが若干弱かったのが惜しまれる。

演出も、前日のが本当に素人臭く見えてくる、真のプロフェッショナルなものm。登場人物の神経質・暴力的な所作の一つ一つが作品世界の投影に向かっていて、蛇足なアイディア、回収されない思いつきが無い。こういう舞台でいいんですよ。

もう一回行けないかなー。次ライブで見る機会はまた数年後だろうし(数年後で済めばいいが)
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