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2019年09月14日14:53

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公共の場のおかしな英語

大変に興味を引く記事を見つけました。以下です。
NewsWeek日本語版です。(リンク切れはご容赦を)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190913-00010002-newsweek-int&p=1

アメリカで日本語を学んだ人が日本に来てみると駅などの公共の場の英語の案内におかしな表現・文が多いという話しです。

読んでみると決して重箱の隅をつつくような内容ではありませんが、やはり恥ずかしくなります。

私も英語力は無いに等しいのであまりどうこう言えませんが、駅などにきちんと書かれた(印刷された)英語の案内は当然ネィティブな人に文を作ってもらっていると思っていました。

お金をかけてわざわざパネルを作るのですからね。
でもそのような表示でも「かなりおかしい」、「誤解を招く」表現が多いそうです。
主なものとして以下があげられていました。
(以下で”誤”は実際に使われているが誤り。”正”は推奨される語句)

・駅で列車の通過を表す。
誤:PASSAGE →通路や通り道を表す。
正:Caution - Train Passing

・通過列車注意
誤:Be Careful to Passage Trains
正:Be careful of passing trains.
   or
Caution - Trains Passing At High Speeds.

・駅構内及び社内で不審物等を発見された場合は、係員へ通報下さい。
 誤:If you are in doubt, please tell an official in charge.

直訳すると「もし疑念の気持ちがあるのなら、係員に伝えてください」になる。

 正:If you find anything suspicious, please notify the station staff immediately.


他の記事も読んだのですが、ネィティブな人が口をそろえて言うのは、

【これらの単語や文を選んだのは、恐らくGoogle翻訳の結果をそのまま使っているのではないか?】

ということでした。
英語力の無い私が勝手に言うのもなんですが、数ある無料翻訳サイトで一番「それらしい」翻訳結果が出るのはGoogle翻訳では?と思います。
だから皆使うのでしょう。

(Google翻訳の人気が非常に高いせいか他の無料翻訳サイトはどんどん閉鎖されていますね。)

これらから「なーんだ。ネィティブな人に頼んで作っているのではないの・・・」と残念に思いました。

上記サイトのページのリンクにはホテルの表示がおかしいというのも出ていましたが、鉄道会社やホテルでもお金を極力かけないように英語力のない社員にGoogle翻訳で作らさせているケースが多いみたいですね。

確か数年前にはどこかの地方自治体のサイトの英語ページが「何を言っているのかさっぱり分からない」という苦情が殺到して、その自治体は「職員がGoogle翻訳を使って作った」と認めたこともありました。

機械翻訳の存在価値は非常に大きいと思いますが、主語述語などの文法の並びを気をつけて、出来た英語をまた日本語に逆変換してみると精度が大体分かります。

私もいくつかの所有するサイトで英語を使っていますが、Google翻訳は簡単なものにしか使わず極力「英辞郎」の例文を参考にしています。

「英辞郎」( https://www.alc.co.jp/ )は英語教材会社が運営していますが、「私の知る限り」ではもっとも英語辞書としてはマトモだと聞いています。

英辞郎は単語を入力する辞書であり、その下に例文が並びます。
ここがGoogle翻訳と違うところです。

例文などをアップする時にも全てネィティブな人がチェックしてからアップしているそうです。

だからなのかもしれませんが以前ある記事で、

「英辞郎は受験勉強には役に立たないかもしれない。理由はネィティブな人のチェックの下に作られた辞書なので和製英語を要求する日本の受験にはやや不向きな面がある。」

と読んだ事があります。本当にそうなのかどうかは分かりませんが、俗語やイギリス英語、オーストラリアで主に使われる表現など結構細かい分類もあります。

そして私が英文を作る時に英辞郎でお手上げの場合はネットで、

「○○をXXする 英語で言うと」

と入れると様々なサイトの結果が出ますが、その中で日英語ペラペラの人や10年以上
アメリカなどに在住している日本人、日本での生活が20年以上のアメリカ人などの人が答えを書いていたりします。

このような人たちの回答の特色は「友人どおしの気軽な言い方」、「フォーマルの言い方」、「目上の人用」などに分けて回答している人も多いので非常に参考になります。

でも彼らの例示した文をGoogle翻訳にかけるとめちゃくちゃな意味になる事が多いのです。これが機械翻訳の限界を表しているとも言えましょう。


昨年でしたか、新幹線の車内アナウンスの英語がおかしい部分がある、と話題になりましたが、このアナウンスはネィティブな人が文を作り話しているそうです。
でも本来の文法通りの英文だと長くなりすぎたりするので調整して短くしているとか。

ところで日本政府関連のサイトはまさかGoogle翻訳の結果そのままではないでしょうね?
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