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2019年08月28日15:18

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私的マーラーベスト10

気晴らしに書く。
マーラーの交響曲ベストディスクだ。

1番:ベルティーニ/ケルン
2番:バーンスタイン/NYP、ベルティーニ/ケルン、ヤルヴィ/フランクフルト放送響
3番:ジョナサン・ノット/バンベルク、コバケン/日フィル
4番:バルビローリ/BBC響
5番:テンシュテット/ロンドン(来日公演)
6番:マーツァル/チェコフィル
7番:コバケン/日フィル、
8番:ベルティーニ/ケルン、テンシュテット/ロンドン
9番:ワルター/VPO、
大地の歌:ワルター/VPO(デッカ)、ワルター/コロンビア
10番:ラトル/BPO、金聖響/神奈川フィル、オルソン/ポーランド放送響

こうしてみると、バーンスタイン率が下がったことに気づく。
僕も当初はワルター、バーンスタインで接していたのだが、途中ベルティーニによって(実演も)洗練された、それでいて力のあるマーラー像に変化してきた。
ベルティーニもイスラエル人ゆえ、マーラーの苦悩への共感は十分にある。

1番はベルティーニの実演もよかったが、ディスクでも録音がよく、むかしのワルターをしのぐ。
2番は、バーンスタインの造形の巨大さは、忘れられない。
ベルティーニはシューリヒトスタイル。(実際のシューリヒトはものすごいテンポ操作。3番などめちゃくちゃだ。)
ヤルヴィは録音も含めて新時代のマーラーだ。

3番は、ジョナサン・ノットだ。このディスクしか知らないが、オケ、録音含めよい。
コバケンもよい。コバケンは音楽を複雑化しない、マーラー独特の闇、苦悩を表現しきれないきらいがあるが、3番に関しては曲も明るいし、良い名演だ。

4番はあまり思い入れはなく、オールドスタイルのバルビローリ。録音も含め夢のようだ。

5番は、テンシュテットの構えの大きい演奏がすばらしい。次点はバーンスタインか、プレートルか。

6番のマーツァルは好きな演奏だ。エクストンの録音がよく、またマーツァルは攻めに攻めている、表情たっぷりで、プレートルより上にしたい。(プレートルは緩急の差がありすぎて、聴いていて酔ってしまう。)録音も最上級と絶賛したい。
マーツァルは3番も名演だ。

7番は決定打がない。コバケンも検討しているが(録音よし)、マーラーの闇をえがききったとはいえない。
2枚もので考えても、うーん、という感じである。ベルティーニ/BPOの海賊盤がよかった記憶。

8番は、まだ曲の全容が分からない。ただしベルティーニがうまいのと、テンシュテットも大健闘だ。

9番は一番悩む、ワルターやバーンスタイン世代だが、今となってはもっとよい演奏、よい録音があるような気がする。バーンスタインのイスラエル盤は未聴。

「大地」は、何を聴いてもワルターがよい。特に推したいのは、コロンビア響とのステレオで、録音もよく、歌手のミラーがよい。
次点はベルティーニだ。それでも僕はワルターが隅々までなじみ、他盤を聴くと違和感がある。

10番(全曲)はたくさん持っている。ゴルドシュミット(モノラルだが良演)、オーマンディ、レヴァイン、ギーレン、ザンデルリング、等々

ラトルが一歩リードかな、という印象。金盤もほぼ理想に近く、大健闘だ。
NAXOSのホイラーはなぜかたまに聴いてしまう。ハーディング未聴。
この曲は、コンサートホールでもっと採り上げて欲しい曲だ。
僕は1番、4番よりよほど名曲だと思う。

****

ここに取り上げていない盤で、「これは名演!」というものがあれば、教えてください。
あるいは皆さんのベスト10は?

しかし、個人的にマーラーは、めちゃくちゃお金を投じてしまった。
そしてモノラルのミトプーやシェルヘンはもう手がのびないな〜。

youtubeで見つけたインバルの名演。オケはシンガポール響!


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