『赤い雪』　2019年16作目　☆☆☆　フォーラム仙台

『赤い雪』　2019年16作目　☆☆☆　フォーラム仙台
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　子供の頃に行方不明になった弟を探す兄と、犯罪者の母を持つ娘が大人になってからの話。
　弟の失踪の真相を「犯罪者の母」が知っているのでは?　と成長した兄が探し、「母の事は話したくない」成長した娘には「母と一緒に居た男」が今でも付きまとい、事件の真相を調べるフリーライターも出てくる。
　タイトルにあるとおり雪の降る冬が舞台で、こう云った暗く重い話に雪景色は似合いますね。
　ただ、「子供の頃に行方不明になった弟を探す話」の筈なのに、「母と一緒に居た男」のインパクトが凄過ぎて話がそっちにもってかれてる。
　ゲスやクズを通り越して只の鬼畜。気軽に、平気に人を殺すし、人を殺しても何とも思わない。只の鬼畜。
　兄役が永瀬正敏さん。
　娘役が菜葉菜さん。
　母と一緒に居た男役が佐藤浩市さん。
　フリーライター役が井浦新さん。
　皆さん演技派なのですが、鬼畜な佐藤浩市さんがずば抜けてた。
　久しぶりに永瀬さんをスクリーンで観れたし、やっぱり井浦さんは上手い。

　話的には、「子供の頃の記憶はどこまで正確なの」と云った演出やメッセージが込められているのですが、佐藤浩市さんの鬼畜ぶりが凄過ぎました。


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