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2019年08月09日08:29

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古楽の楽しみ、他(随時追記)IV

古楽の楽しみ 2019/8/5放送分

▽フランス・バロック・オペラの名場面(1)
ご案内:関根敏子/今週は、フランス・バロック・オペラの名場面をご紹介します。1日目はリュリの歌劇を中心にお送りします

「歌劇「ロラン」から 第5幕第2場」
リュリ:作曲
妖精ロジスティーユ…(ソプラノ)サロメ・アレール、(合唱)ローザンヌ歌劇場合唱団、(合奏)レ・タラン・リリク、(指揮)クリストフ・ルセ
1685年に初演

イタリアオペラとの違い カストラートの華麗なアリアがない

歌劇「アルミード」から 第5幕第2場
 リュリの最後の音楽悲劇

リュリ作曲 ダングルベール編曲
アルミードのパッサカリア
 クラヴサン独奏曲
ジャン=アンリ・ダングルベールは宮廷の通奏低音奏者

リュリ
 歌劇「アルミード」から 第2幕第5場
 主人公アルミードが美しい騎士の顔を見た時恋をしてしまう場面
 ※後にラモーとルソーの大論争を引き起こす

グルック
 歌劇「アルミード」から 第2幕第5場
 グルックはルイ十六世の時代
 1777年に作曲、歌詞は同一

リュリ:
 歌劇「アマディス」から 第4幕第4場
 1684年に初演
 主人公アマディスの冒険

ヨハン・クリスティアン・バッハ
 歌劇「ゴールのアマディス」から 第3幕第4場
 リュリの落ち着いた中音域とは対照的に華やかな高音の印象

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古楽の楽しみ 2019/8/6放送分
フランス・バロック・オペラの名場面(2)
ご案内:関根敏子/ルイ14世の宮廷音楽総監督・リュリの歌劇の中から、オーケストラを効果的に使用した場面をご紹介します。

リュリ
 歌劇「イジス」第4幕 第1場〜第4場

H.パーセル
 歌劇「アーサー王」第3幕第2場から
cold songの名でも知られる。
Andreas Scholl で初めて聴き、次 Klaus Nomiだったのでバリトンは新鮮

リュリ
 歌劇「アルセスト」第3幕 第4場と第5場から
 パリで初演
 ルイ十四世の意向でヴェルサイユ宮殿の舞台装置なしの中庭で演奏された

 歌劇「アティス」第3幕 第4場と第5場から
 ルイ十四世のお気に入り
 眠り=ソメイユ と呼ばれ、同時代の音楽に大きな影響を与えた

>アティスを愛する女神によってアティスは眠らされる。
>眠りの音楽が、パーセルの歌劇「アーサー王」に用いられるなど、
>当時の歌劇に影響を与えた
(ツイートより引用)

間奏部分の激しいカスタネットのような音でボッケリーニのファンダンゴを思い出す

リュリ
 歌劇「アルミード」から 第2幕第4場
 オーケストラには弱音器をつけると楽譜に指示有り
水の精や羊飼いの女に扮した悪霊がルノーを眠らせ、魔女アルミードはルノーを殺害しようとするが、ルノーを愛するようになってしまったアルミードは、ルノーを殺すことができない。
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古楽の楽しみ 2019/8/7放送分
▽フランス・バロック・オペラの名場面(3)
ご案内:関根敏子/フランス・オペラの伝統的な型にとらわれず、新しい試みを行ったシャルパンティエ、マレー、ラモーらの作品から、印象的な場面を選んでご紹介します。

1687年、リュリ逝去。フランスバロックオペラは新たな時代へ。

シャルパンティエ
 歌劇「ダヴィデとジョナタン」プロローグから

マラン・マレー
 歌劇「アルシオーヌ」第3幕から

ラモー
 歌劇「カストールとポリュックス」から 第2幕 第1場
 歌劇「カストールとポリュックス」から 第5幕 第3場

ラモー
 歌劇「ゾロアストル」序曲、第1幕から「地獄の精たちのエール」「優美なエール」
 1749初演
 善と悪、当時パリで流行していたフリーメイソンの思想
 革命的な要素:
 プロローグは最初から無い
 クラリネットが初めて使用された曲


歌劇「イポリートとアリシ」第5幕から「羊飼いの娘のエール」」
 ラモーのデビュー作
 (ソプラノ)ジャエル・アザレッティ、(合奏)ル・コンセール・ダストレ、(指揮)エマニュエル・アイム
 ソプラノが本来の楽譜にはない超絶技巧で歌っている部分に注目

 美しいコロラトゥーラ
 コロラトゥーラは喉の負担が非常に大きい、と若い頃声楽をかじった中年(現在の声域はメゾ)がぼやいてみる。
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古楽の楽しみ 2019/8/8放送分
▽フランス・バロック・オペラの名場面(4)
ご案内:関根敏子/伝統的なフランス・バロック・オペラの大作曲家リュリが世を去ってからおよそ10年後に、パリで流行した新しい趣向の作品を集めてお送りします。

アンドレ・カンプラ
 歌劇「みやびなヨーロッパ」第2幕“スペイン” 第2場から「夜が休息をもたらしても無駄だ」「スペイン人たちのためのエール」
 プロローグ+独立した四つの幕

 歌劇「みやびなヨーロッパ」第4幕“トルコ” 第3場から パッサカリア、「愛の神が私たちの心に生まれさせますように」
 皇帝と後宮にいる奴隷の女性が愛を確かめ合う

 歌劇「みやびなヨーロッパ」第4幕“トルコ” 第4場から「私たちの心を恋に委ねよう」
 歌劇「みやびなヨーロッパ」第4幕“トルコ” 第5場から「ボスタンジたちの行進」

パンクラス・ロワイエ
 クラヴサン曲集から「スキタイ人の行進」」

ジャン=フィリップ・ラモー
 歌劇「プラテ」第1幕第3場から「この場所は何と快いのでしょう」
 歌劇「プラテ」第1幕第5場から「ニンフたちよ、出てきなさい」
 神々の王ジュピターが妻ジュノーの嫉妬に苦しみながら…
ローマ風の読み方。
このテノールも相当高い技巧を要求される。

ジャン=フィリップ・ラモー
 歌劇「みやびなインドの国々」第1幕“寛大なトルコ人たち” 第2場から「夜が空を覆っている」
 歌劇「みやびなインドの国々」第1幕“寛大なトルコ人たち” 第6場から タンブーラン
 様々な国を舞台にした作品で、インドは遠く離れた国の意味


ジャン=フィリップ・ラモー
 歌劇「みやびなインドの国々」第2幕“ペルーのインカ人たち” 第5場の後半から最後まで
 太陽神を崇める宮殿
 歌劇「みやびなインドの国々」第4幕“未開人たち”第6場から「平和の長いパイプの踊り」「平和な森よ」
 北インカの森の中
 ラモー自身のクラヴサン曲をオーケストラ用に編曲
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古楽の楽しみ 2019/8/9放送分
▽夏の特別企画 ゲストをお迎えして(2)
ご案内:関根敏子/フランスと日本を拠点に活躍するソプラノ歌手・高橋美千子さんをお招きし、フランス・バロックの歌の魅力をお伝えします。

ルネ・ドルアール・ド・ブッセ
 宗教的カンタータ集 カンタータ第6番から
(ソプラノ)高橋美千子、(合奏)ル・タンドル・アムール

フランス・バロックの歌の魅力
 宮廷歌曲:フランスのサロンで演奏された
 恋の駆け引き、つれない女性が振り向いてくれない、お酒の歌。文学としても
 細かい装飾、楽譜に書かれているものやそれを勉強しアレンジする

ランベール
 何をしているのか、シルヴィ
ランベール:リュリの義理の父、リュリのオペラの上演に際し歌手の訓練など手助けをした

リュリ
 歌劇「アルミード」第2幕 第5場から アルミードのモノローグ「ついにあの人は私の手に」
 リュリの最後のオペラ

関根先生とゲストで現代の発音と当時の発音の違いを。フランス語二年生は必死で聞き取りをする(

関根先生:アルミードを全訳した事があるが訳すと同時に音楽を感じる。

レスタティーヴォの大きな抑揚に言葉を合わせる
ジェスチャーと発音指導・歌い方・合わせ方。
アリアとレスタティーヴォが合わさった一曲が切っ掛けでフランスに渡る事になった:高橋美千子さん

モンテクレール
 カンタータ「ディドンの死」から
 (ソプラノ)アニェス・メロン、(合奏)レザール・フロリサン、(指揮とクラヴサン)ウィリアム・クリスティ
 アニェス・メロンは元々ヴァイオリン奏者
 パーセルのオペラと同じ筋書き
 この一曲(ディドンの死)を全部歌うとフランスバロックの全容が見られる位様々な要素が詰まっている

教会音楽
フランソワ・クープラン
 「聖水曜日のためのテネブレの朗読」第1ルソンから
 当時四旬節はオペラ歌手が暇だった、女性の修道院で歌う為に書かれた
 装飾音符が細かく指示されている
 エレミヤの哀歌 歌詞を追いながら装飾音符を追いかける難しさ

グラン・モテット
 ルイ十四世の時代ヴェルサイユ宮殿での演奏が多かった
 王室礼拝堂はよく響く
 ソロ・合唱・デュオの違い

マダン
 「テ・デウム」から
 (ソプラノ)高橋美千子、(合奏)ストラディヴァリア、(指揮)ダニエル・キュイエ
 2015年6月ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂でのライブ録音
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