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2019年06月17日21:02

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6/14 シフ/コン管 イタリア協奏曲、ベトp1、オケコン

Konzerthausorchester Berlin, András Schiff
KONZERTHAUSORCHESTER BERLINANDRÁS SCHIFFDirigent und Klavier
Johann Sebastian Bach„Concerto nach italienischem Gusto“ F-Dur BWV 971Ludwig van BeethovenKonzert für Klavier und Orchester Nr. 1 C-Dur op. 15PAUSEBéla BartókKonzert für Orchester

協奏曲は1つなるも,コンチェルトと題する作品のみ3つというプロ。アンドラーシュ・シフのアーティスト・イン・レジデンツの締めくくりコンサートとの位置づけ。いやあ今年は(塩川夫人の伴奏はパスしたものの)ハンマークラヴィアを皮切りにいろいろと聞かせてもらいました。来シーズンはPBSで2回のみというのが寂しい。

今回の演奏会は独奏ー弾き振りー指揮という役割の変化。ただ,意外にもイタリア協奏曲が若干の違和感。何か失敗しているわけでは無いのに,微妙なバランスのずれ故に持ち味の完璧なバランス感が出てこない。座席の音響のせいかと思ったのだが,2曲目の協奏曲では特段感じず,アンコールのバッハ独奏ではまだ若干気になるも最初よりかはまし。

今回の驚きは後半の指揮。以前の室内オケのK543からしてあまり期待していなかったが,こんなオケコン初めて聞いた。徹底して切れ味追求を無視して,ひたすら望郷の音楽。オケのアンサンブル・ソリスト技量のベンチマーク的作品としか思ってなかったが(実際,そのスタイルで面白い演奏は多々あるのだが),こんな側面があったとは。一貫してのろめヌルめのテンポ,ただし表現は平板では無く,イントネーション等はしっかり付けている。クーベリックがこの作品を振ったらこうなるのかな。(録音は複数あるようだが聞いたこと無し。後で確認しよう) 
指揮者としては,12月にSKBとバッハの組曲2番,3番を振る予定。これはマストゴー。勢い余って1枚余分に買ってしまった。

終演後はアフタートーク。ピアノで2時間休憩無しで引き続ける絶倫体力はどこへやら,ずいぶんとな疲弊振りだったが,それでもあれやこれや。指揮は趣味だが大好きな趣味とのこと。そりゃあ自分の音楽祭でミサソレ振るくらいですから。あと二言目にはショスタコーヴィッチをディスってったのが印象的だった(笑)
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