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2019年05月31日22:12

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1円の腕時計

以前、数十円〜数百円の中華ゴミ時計についてちょっと書いた。針が外れているとか、竜頭が抜け落ちたとか、1日に40分遅れるとか、電池を替えても動かないとかのレビューが目白押しのジャンルであるな。

そして最近、商品1円、送料299円というのが目に留まった。送料込みで見れば以前から同レベルの価格のものはあったが、バンドが青いんだな、気になったモデルは。

実は、一旦おさまっていた「クロノグラフ色々欲しい病」がぶり返し、青系文字盤のものを物色していたのだ。で、わたいの感覚では、青系文字盤に革バンドを合わせるのは難しいので、NATO式ナイロンベルトで着せ替え遊びしようと考えていた。青い革バンドというのもあるが、本革の意味ないんじゃね?とも思うし、型押しなしタイプで良さそうなのは二千円以上するので、革バンドを付けるにしても、手持ちの黒いので間に合わせればいいや、と。

しかし、送料込みで300円なら、バンドだけ使う前提で試しに買ってみてもよかろうと、注文してしまった。しかも、なぜか必要のないライトブラウンのものと2点、(1円+送料299円)×2。色が青なら合皮で充分、メインはナイロンベルトだから、よほど安っぽければ諦めてもいい。

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 クロノグラフ風の小ダイヤルはプリント、ボタンに見える突起もダミー(笑)


...で、結果から書くと、どうせ不良品だろうと思っていた時計本体が良品で、バンドが不良品だった。(爆)

具体定には、ライトブラウンのは定革(輪っか)が小さくて剣先を通しにくい。青のは、皴がある。

時計本体は、傷も針どうしの干渉もなく、評判通り秒針の動く音は大きいものの、今のところ正常に作動している。もちろん安っぽいが、バンドも良品なら、500円くらいの価値はあると思う。

まあ、青バンドの皴は、着用時に手首に沿って曲げれば消えるので、一応「着替え用」に使うことにした。困ったのは本体で、電池を抜いて捨てるつもりだったのに、正常に動いているとそれも抵抗がある。かといって、ホントのクロノグラフを沢山持っているのに、ダミーの小ダイヤルがある時計なんぞ、身につけるわけにはいかん。と言うか、生理的に受け付けない。とりあえず、賑やかしとして他の時計と一緒に壁に吊るしてある...


バンドは、見た目はまあまあ、しかし合成皮革というより、スポンジにウレタンの膜を貼ったような感じで、ステッチの糸も細く、相当安っぽい。でも青ならさほど気にならないし、ナイロンベルトと共にポップ・カジュアル路線で使うから、予定通り、新たに購入したセイコーのクロノグラフ(中国工場製)に合わせてみた。

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 クロノグラフとしては小ぶりで、文字盤もシンプルなSBTQ071


セイコーの中国工場製は何本も持っていて、どれも品質に問題はない。しかし、あちこちのレビューを読む限り、日本の会社が日本製のムーブメントを使って中国で作る雑貨時計/ファッションウォッチは、不良品率がかなり高い。中国製という点で同じでも、「自社工場」と「中国の会社に製造(組み立て)を委託」では、雲泥の差があるということなんだろうな。


さて、いくら中国製でも、製造原価が1円以下ということはないだろう。それなのに実質送料のみで「販売」しているのは謎である。理由を邪推してみると、

1.廃棄コストより販売コストの方が安いのかもしれず、検品不合格品が流出している。私のところに来た2つの個体は、1本はバンドに皴があり、1本はバンドの定革が小さいので、検品は通るまい。

2.自由経済の要素を取り入れていても、中国は共産主義、基本は統制経済である。この時計の製造元も、会社の評判やブランドイメージより、帳簿上の歩留まりや出荷実績を上げることを優先した。

と、いうようなことではなかろうか。


そう言えば、アマゾンで中華デジタルアンプを買った人の、面白いレビューがあったな。知識と技術のある人で、筐体を開けてみたら回路設計が色々とおかしいのに気づく。鳴ることは鳴る。で、一通りチェック後、バラして部品を利用、アンプを自作した、と。その人としては、部品を買い集めるより安く自作アンプができたので満足だ、と書いていた。(爆)










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