忌野清志郎が没して10年。
私自身の老化も手伝って、重力加速度がついたような10年だった。
陳腐な謂いだが、彼が現今の世相を見たら何というだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=ilAtADgyjPY
と曲紹介してお終いかもしれないが。
何が変わって、何が変わらなかったのか
何を得て、何を失ったのか
整理しようにも、糸口すら見出せない。
隘路に入り込んでいるのは確かだが、抜け出せたとしても、その先にどんな地平が広がるのかも想像できない。
東北の大地震以降、楽観的な視点が持てなくなっているが、それも自分をペシミスト視したくない、妙な意地だけなのだろう。
少なくとも、彼を継承する坑道のカナリアは、登場の兆しすらないのだ。
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