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2019年03月18日12:38

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「クリエイティビリティ」

 「クリエイティビリティ」とは創造力ということで、AI技術がさらに進化する今後においては、特に必要になることが考えられます。

 そう言うと、とても難しいことのように感じるかもしれませんが、要するにマニュアル化されたいわゆる「マックジョブ」以外の仕事は、何かを創り出すことでしかできないもので、その能力が「クリエイティビリティ」だということです。

 例えば、仕事の仕組みを作るとか、効率の良い新しいやり方を考える、文章を作って多くの方に伝達する、人を育てることや、あるいは職場の雰囲気を作るというのも「クリエイティビリティ」と考えても良いでしょう。

 マックジョブは基本的にマニュアル通りにやれば良いわけですが、もちろんもらえる給料はそれほど高くはなく、大きな喜びは望めず、やらされている感からの受動的なストレスも大きいはずです。

 簡単に言えば、このマニュアルを作るような能力がクリエイティビリティであり、専門職であるため収入も高くなるのは当たり前で、もちろんストレスもありますが、それは能動的なストレスでもあり、自分自身でコントロールをすることも可能であると考えられます。

 マックジョブと何かを生み出す創り出す仕事、子供が将来どちらの仕事に就くことができるのか、その雌雄を決するのが「クリエイティビリティ」という要素で、子供の成長にとって極めて重要なキーワードと言っても過言ではありません。

 それでは「クリエイティビリティ」を付けるためにどうすれば良いのか、様々なアプローチはあると思いますが、私は「感動する心を育てる」ことを挙げておきたいと思います。

 小学生のスマホの利用時間が平均で1日2時間をを超えたというニュースがありましたが、これはスマホを持っていない子も入っての平均ですので、子供がいかにスマホをいじっているかが分かります。

 それもそのはずで、子供達がゲームで遊ぶのを見ていると、平気で何時間でもやっていますし、本当にエンドレスそのものです。

 最近のゲームは飽きないように作られていますし、何らかの形で制御しなければ、いくらでもやってしまいます。

 そしてそのような子供達は、エキサイティングではない他のことを「つまんねー」と普通に言うのですが、私はこの「つまんねー」に非常に大きな不安を覚えるのです。

 人間の感情として本当に楽しいとか、嬉しい、面白い、悲しい、苦しい等々、そういう多くの感情を多くの体験をバーチャルなものではなく、リアルな出来事を通して経験しておくことがないと、恐らくマニュアル通りに仕事をすることはできても、何かを創り出すのは難しいと思うのです。

 仕事の面だけではなくても、人生が無味乾燥なものになり、ある場面で自分自身に虚無感を覚えてしまうということにもなりかねません。

 実はゲームのクリエイターはほぼ自分ではゲームはやらないとか、自分の子供にはゲームをやらせないということはよく知られた話です。

 ゲームが友達関係のツールとして使われるということはある程度仕方のない話ですが、子供は自分自身で自制できるわけもなく、それをコントロールできるのは周りの大人です。

 ゲームの時間やタイミングを決めるとかはもちろん良いことですが、それ以外のことを「つまんねー」わけではないことを教えていくことが大切です。

 あまり見たことのないジャンルのテレビを見たり、本やマンガを読んだり、映画に行ったり、外で遊ぶとか、時に出掛けたり旅行に行ったりもそうですが、大切なことは何でも一緒にやってあげることです。

 感動するということは心が触れ合うということでもあり、子供達が一人で勝手に覚えられることでもありません。

 感動する心を育てることによって、どうすれば人を動かすことができるのかが理解できるようになり、ひいては「クリエイティビリティ」を獲得して、良い仕事に就けるというものです。

 子育てにあたり「クリエイティビリティ」と「感動する心」の関係を頭に入れておいて頂きたいと切に思っております。
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