mixiユーザー(id:32578624)

2019年01月28日21:42

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Capriccio Espagnol・・・

さー,仕事終わった〜(否,終わらせたor終わったことにした)。
飲み行くぞー,付いて来い若えの〜。
ビール(土地柄考えると赤ワイン)浴びるぜぃぃぃ〜。
週の頭から,こんな感じで景気よく行きたいと思い,ついついこんな演奏を・・・。

スペイン綺想曲op.34(ニコライ・リムスキー=コルサコフ 1844-1908露)。
本業は海軍士官で船乗りだったという異色の作曲家による華やかな佳品。
1888年のパリ万博に於いて,作曲者自身の指揮によって演奏された楽曲で,その華やかな雰囲気は,18世紀末の文化と風俗を余すこと無く伝えるかのように,鳴り響きます。
演奏は,エストニア出身のクリスティアン・ヤルヴィの指揮によるバルト海ユースオケ。若く腕利きで美形の団員が揃っているようで,かなり尖鋭な指揮に,よく食らいついていきます。
超美形のコンミスのソロがちょい線が細かったり,パツキンのチェロのおねいさんがちょいとばかりはずしたり・・・と,ライブ特有の傷は散見されますが,一気呵成に駆け抜けていく高揚感と瞬発力に満ちたこの演奏の前では,問題ではありません・・・。
何よりも,演奏者たちが心から音楽を楽しんでいる(勿論,必死で食らいついて行っているのでしょうけど)表情に満ちているのも◎。
若い演奏家たちなのですから,先が見えたような大家然とした演奏ではなく,こうした疾走感溢れる尖った演奏こそ,この曲にも相応しいと思われます。

それにしても,曲の始まりと終結部の指揮,正に私が冒頭で述べたような印象ではないでしょうか。


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