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2018年12月27日18:18
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脅威】学校の七不思議�◆璽瀬襯泙気鵑�転んだー
俺の名前は佐倉。通称サク。仲間たちと母校の七不思議を解くという、伝説を築き上げた。
それを聞きつけた女子校の生徒が、俺たちに依頼をしてきたんだ。
もう勘弁して欲しかったが、シュウキチの熱い希望で、またもや七不思議を解く事になった。
まぁ【次に進む力】も、行方不明になってしまった。やるしかないか。
凛栄館高校という女子校の七不思議を解かなければならない。
俺たちは、凛栄館高校の女子が書き寄せた手紙を手がかりに、コトを進めた。
サ「うーん。。あとはなぁ、エグいのばっかりだぞ？なんで女子校に、こんな呪い的な悲劇が起こってんだよ？」
シ「俺にも分からねえ。やっと母校の七不思議を解いたってのによ。命がけだったんだぜ？」
ギ「また、３人で七不思議を解明するんですね。。人員が少ないなぁ。。。」
サ「でもさぁ、前回の七不思議、３人で解明しただろ？だから、今回もいけるだろ？」
シ「うーん。今回の内容はエグいからな。
命に関わるぞ？？」
サ「そのための人員だろ？理科室のみんな、アカマツ教頭先生、二重人格のハナ。負ける気がしねぇな。【次に進む力】から、出てきたんだからな。」
シ「まぁな。目には目を、歯には歯を、霊には霊をってか？？」
ギ「でも、彼らの活動時間は限られています。夜中のみ。仮に昼間に活動できる幽霊がいた場合は無力です。」
サ「まぁな。。あのな、手紙に書いてるんだけどさ。【ダルマさんが転んだ】ってなんだ？」
シ「あのな、サク。そういうのに限って、めちゃくちゃ怖いヤツだからな？ダルマさんが転んだに負けたら死ぬとかよ。後にまわさなぇか？」
サ「そうしたいところだけどさ、他のヤツがエグすぎるんだよな。マシなヤツが、ダルマ。
他はさ、ワケ分かんないヤツばっかなんだよ。」
シ「あぁあ。こりゃ、女子高生じゃあ釣り合わないぜ？？」
サ「まぁな。でもさ、俺、前回の七不思議の件でさ、自信ついたんだよね。今回もいけるだろ？」
ギ「そんな軽率な動機では、無理ですよ。」
シ「そうだぜ。自信だけじゃあ、謎は解けねぇよ。」
サ「じゃあ、今回の件は降りるのか？？」
シ「くっ。。。かわいい女子高生。。
【次に進む力】。やってやるよ。」
ギ「ふぅ。。。どうやら僕も、付き合う事になりそうですね。。」
サ「だってさ、よく考えてみなよ？
ダルマだぜ？どうせ、シュウキチが言ったように、負けたら死ぬとか、そんなレベルだろ？」
ギ「し、死ぬって。。なんでそんなに簡単に考えられるんですか？？」
サ「それこそ、前回の自信だ。一つ目の七不思議、エースだぜ？話せば分かったじゃないか？ちょっと怖かったけどな。」
ギ「僕は、そんなに簡単には考えられない。
絶対、想像以上の恐怖が待ってますって。」
サ「じゃあさ、ギンジ、降りるか？」
ギ「。。。そういうわけにはいきません。
僕は、お二人について行きます。」
シ「じゃあ決まりだな。サク、もう一度、ダルマの件、詳しく読んで聞かせてくれ。」
サ「あ、あぁ。【体育教官室で、ダルマさんが転んだ。ダルマさんが転んだら、みんな転んでしまう。ダルマさんが怒ったら、底の底に沈んでしまう】だとさ。」
シ「だとさ、じゃねぇよ。だからよ、ダルマさんを怒らせたら、俺らは多分地面に吸い込まれるんだよ
息出来ねぇぞ？？」
サ「いや、今までの傾向を思い出してみろよ。
予想を必ず裏切っただろう？だからさ、
【底の底に沈んでしまう】ってのは、多分地面じゃないさ。おそらくダルマも、普通のダルマじゃないだろうな。」
シ「くっ。女子高生30人は欲しいよな。
ひとクラス分。」
サ「ははっ。よく深いな、シュウキチさんは。
でもよ、ダルマから片付けないと、次に進めないぞ？」ギ「。。ですよね。ありとあらゆる事態を想定して、コトに挑みましょう。」
俺たちは、やっぱり夜中を選んだ。
ギンジに鍵を開けてもらい、忍び込んだ。
もちろんシュウキチは、鉄パイプを持参した。
。。。体育教官室。。。
シ「なぁ、こんな狭い所で、ダルマさんが転んだとか、出来るか？」
サ「。。。無理だな。しかも、ダルマってどこにいるんだよ？？」
ガサガサッ
何かが、体育教師の机から出てきた。
シ「あっ、青いダルマ
」サ「思ったより、小さっ
」？「く。。。今、小さいと言ったのは、どなたじゃ？」サ「えぇっとぉ。。。俺です。ごめんなさい」
その時、床が、ぬるぬるし出した。
ヌルッ
全員がこける。
シ「いたっ
ダルマさんよ？床に何か、まいたろ？」ダ「この世で言う、ワックスとか言うヤツじゃ。お主ら、全員こけたのう？」
ギ「な、なんで青いんだよ？？赤がスタンダードじゃないのか？あなた、僕らにビビってんのか？だから青ざめているんだろう？」
ダ「ほほう。。そこの若人たちよ？
ワシを冒涜したのは、2人で間違いないな？」
サクとギンジは嫌な予感がした。
ダ「底の底に沈めて差し上げよう。」
シ「でたーーーーっ
もしや地面に吸い込まれるヤツじゃないのか？」
ダ「ぬふふ。。地面に沈められた方が、まだマシではないのか？」シ「底の底に沈められる。。」
シ「おい、サク、ギンジ、３人でブチかますぞ
。。。。あれ？2人がいない」
ダ「よく見てみるがよい、若人よ。」
そこには、子供に退化した、サクとギンジが、シュウキチを不思議そうに見つめていた。
シ「うっそーーーーーん
地に沈めるって、年齢退行？？おい、俺1人残すなよな」
サ「お兄ちゃん、なんで騒いでるの？
僕、早くお家に帰りたいなぁ。」
シ「記憶も無くしてるーーーー っ
これは、今までで一番のピンチじゃないのか？？」
ダ「。。若人よ。お主だけはワシを冒涜しなかった。だから機会を設けよう。ワシと、ダルマさんが転んだ、をするのじゃ。ワシは強者であるぞ？」
シ「年齢退行のワリには、トドメは原始的ーーーーっ
」ダ「ぬふふ。。この狭い空間。
お主は無事に帰れるのかのう？？」
シ「今帰りたいーーーっ
」
ダ「主よ、ダルマさんが転んだのやり方は知っておるな？？」シ「も、もちろん。俺には女子高生が待ってるんだよ
」
ダ「ぬふふ。立派な動機じゃ。では、先行か、後行か、選ぶが良い。」
シ「ここは様子見で、後行だろ？後行だ
」
ダ「では、行くぞ？ダルマさんが。。転んだ
」動かないシュウキチ。。
シ「なぁ、ダルマさんよ？話すのは自由だろ？」ダ「それは許可する。」ダ「ふぅーん、なるほどね。。」シュウキチは、何かをひらめいた。
ダ「では、参る。。ダルマさんが転んだ
」
また動かないシュウキチ。シ「なぁ、ダルマさんよ、動くか動かないかも、自由だろ？」
ダ「残念ながら、そうじゃ。お主が動かぬ限り、物事は終わらぬ。」
シ「そっかぁ。。だよな。俺さぁ、あんたに勝てる気がしねぇ。あんた、【ダルマさんが転んだ】の達人だろ？
この鉄パイプに遺書を書いていいか？ペンを貸してくれ。」
ダ「筆の事じゃな？その時点でお主の負けじゃ。遺書を書くのじゃろう？？楽しかったぞよ、若人よ。」泣きながら鉄パイプにペンで遺書を書くシュウキチ。
シ「これで俺も子供に戻るのかぁ。。楽しかったぜ、現生。。。女子高生。。抱きたかったなぁ。。」
ダ「冥土の土産に、なぜワシが青いのか教えてやろう。
ワシを作った職人のキウエモン。代わりモンでなぁ。ワシは無敵。多数叩かれれば赤くなる身。しかしな、ワシを赤くしたものは今までにおらぬ。」
シ「なるほどねぇ。。じぁさ、赤くなりたい？？」
ダ「何を抜かしておる？お主の負けは確定じゃ。地の地の底に沈めて差し上げよう。」
子供になるシュウキチ。持っていた鉄パイプを見る。
シ「そっかぁ。僕はこのダルマをボコボコにすれば良いんだね？？」ダ「なぬ？」
サッカーのスパイクでダルマの所へ行くシュウキチ。シ「よいしょお
」鉄パイプでダルマをボコボコにするシュウキチ。
シ「残念です。遺書なんて、僕は書かないと思うよ？鉄パイプの指示に従っただけさぁっ。はい、いわゆるこれがボコボコってヤツかなぁ？」
赤く染まるダルマ。ダ「ぬぁぁっ
」
ダルマもこけて、子供になる。
その瞬間、ダルマの呪いは消え、全員が大人に戻る。サ「。。。？何が起こってたんだ？？」
ギ「僕にも分かりません。」シ「途中まで覚えてんだが、最後は忘れたわ。」
シュウキチは、子供に戻った赤いダルマを、体育教師の引き出しに戻した。
サ「おい、そいつ、倒すヤツだろぅ？」
シ「なんか俺、あのダルマ、倒した気がするわ。元来た場所に帰そうぜ。いつかよ、俺たちに力貸してくれる気がする。」
こうして、全員の記憶がないまま、ダルマさんの件は終止符をむかえた。次はらさらなる地獄が待っているのも知らずに。。。
ご愛読ありがとうございました
皆さま、最幸の日々を
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