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2018年10月26日11:32

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2本立て

レトロゲーをクリアしてみようのコーナーです。
2本立て。

まずは、ハドソンより発売されたファミコンソフト。
「サラダの国のトマト姫」です。
タイトルだけで世界観が何となく把握できますね。
コマンド選択式のAVG。

ストーリーは、擬人化されたヤサイたちが暮らす世界での話。
カボチャ大臣が謀反を起こし、トマト姫をさらってしまったので、これを助け出すのが目的。
ちなみに主人公はキュウリ戦士(エンディングくらいしか姿が出てこないけど)。
人間とそっくりのノーミン族なんてのも出てきます。
キャラの絵柄がア〇パンマン風というか、うまいぐあいにデフォルメされて、愛嬌がありますね。

システムは、オホーツクに消ゆとかで同じみの謎解きアドベンチャーですね。
人を倒したり、敵を倒したりしながら進んでいくんですが、難易度はそれほど高くないと思います。
拾ったアイテムも、イベントで使わない不用品があり、いい具合にミスリードさせられます。
あとFCなのに、一部が漢字になっているのも読みやすくていいですね。

ただ、イベントが進むのに「同じ場所に二度来る」みたいなのが何度かあって、これは少々イラっとしました。
それ自体は「いったん外に出て、すぐに戻ってくる」で進むわけですが、初見では当然分からないため、他の場所をしらみつぶしに調べて「わからん、もう一度」と思って戻ってきたら話が進む、みたいなことになるわけで。
終盤ではさすがに学び、同じ部屋に出入りすることで反応を見ることを覚えましたが、中盤までは気づかずに総当たりやってましたね。

このゲームには戦闘が何度か発生するんですが、それが「あっちむいてホイ」というのはけっこう面白いと思いました。
ほとんどの敵にはパターンがあり、情報収集の段階でそれを知ることができるので、倒すのもそれほど苦労しません。
テンポもいいので、サクサク戦うことができます。

また、オホーツクでもあった「3Dダンジョン」が3回登場します。
構造はシンプルですが、マッピングはしたほうがいいですね。

総評としては、難易度はやや低めですが、普通に楽しめるAVGでした。


・2本目
続いては、バンダイより発売のファミコンソフト。
「ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部」です。
シンプルなRPGですね。

前作はディスクシステムで発売されているようですね。
ちなみに次回作「3」はクソゲーらしい・・・

まあそれはいいとして、先ほど「シンプルなRPG」と言いましたが、本当にかなりシンプルな作りです。
お金はなく、したがってショップも装備品も(一部イベント系除き)ありません。
パーティは最大3人ですが、レベルは主人公である初代ウルトラマン(ゲーム中での呼称は「マン」)のものが全員に適用されています。
パーティ編成はイベント強制で、任意には選択できません。

シンプルながらに変わったシステムとしては「今だ必殺」と「カプセル怪獣」があります。
「今だ必殺」とは、コマンド選択時にランダムで加わる「必殺技」です。
スペシウム光線とか、アイスラッガーとか、ウルトラバリアとか、そういうやつ。
これは高威力だったり、即死効果だったりと、有用なものが多いですが、使えるかどうかは確率です。
ただしHPが減っていると出現確率が上がるため、苦戦していると使いやすいということでもありますね。(もちろん確率なのでHPフルでも使えるときはある)
また「今だ必殺」を使うことによる消費などは一切なし。便利。
ただ通常攻撃より命中率がちょっと悪いという欠点はありますが・・・

「カプセル怪獣」は、魔法とアイテムを融合させたようなシステム。
マンは使えず、お供の2人が使えます。
カプセル怪獣には、回復やダンジョン脱出、防御強化といった魔法的なものと、自分の代わりに戦闘をしてくれる代替キャラの2種類に分類されます。
どちらも、1度使ったら消えます。
ウルトラ基地(無料宿屋とセーブポイントを兼ねた場所)に戻ると、カプセル怪獣も補充されますが、何がもらえるかはランダム。
(ただし、魔法的なものしかもらえない模様)
持てる個数には限度があるため、いらないものは適度に使って処分しつつ、いるものを持っていくのが理想ですね。
(場合によってはダンジョン脱出の怪獣ばっかりになる可能性も・・・処分メンドクセ)

戦闘画面はFF風で、キャラがちょこちょこ動いてくれます。
ダメージくらった顔とか、瀕死になって苦しんでいる姿とか、けっこういろんなものがあって面白いですね。
戦闘バランスはけっこうハード。
装備がないので強くなるにはレベル上げしかないわけですが、防御力に関してはほとんど変化が見られず、数回戦闘しただけで瀕死になる可能性があります。

そこで有用なのが「はなす」コマンド。
こちらのレベルが上の場合、戦闘開始時に「はなす」を選ぶことで、相手の防御力を低下させたり、相手が逃げやすくなったりします。
ボス戦をする予定の時などで、道中で余計なダメージを受けたくない場合などはけっこう役に立ちますね。

ストーリー展開はシンプルで、やることもほとんどがお遣いイベント。
しかし本作は、ラストまで気の抜けない戦闘の厳しさがあって、なかなかに歯ごたえがありました。
この当時のRPGらしく、エンカウントがかなり高いのは、探索中はけっこうイライラしたりしますが、まあそれもFCならではの楽しみ?ということでひとつ。

総評としては、けっこう楽しめたと思います。
バンダイキャラゲーの希少な成功例といったところでしょうかw

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