各所で大絶賛の声を聞いて、足を運びました。何も情報が無かったら、まず行かない映画だったと思います。
小学高学年の女児おっこは、両親と共に母親の生家で温泉街の神楽を見ています。これから渋滞が予想される帰途に着くのですが…というのが冒頭です。
児童文学が原作ですので、ファンタジー要素が多く、アニメーション向けだと思います。まあ、最終にかなりキツい現実をぶち込んで来るのはなかなか凄いです、でも割合乗れなかった方がいらっしゃってもおかしくはないと思います、察しの悪い私でも、あ、コレは!と感じましたし。
この大問題を切り抜ける、乗り越えるのに、小学生が、さらに幼い児童を使って、という部分が、1番乗れなかったかな…いや、凄く素直で真っ当な主人公ですよ。あまりな展開で、そこまで児童文学でやらなくても…とは思いました。
また、旅館に宿泊する方々の、あまりにあまりな要求を、頑張りで乗り越えるのが、いささか客が要求し過ぎだし、そもそもそこまでするのが『おもてなし』だなんて、個人的には嫌だなぁ、と感じました。あかねくんは駄々こね過ぎだし、占い師は暴走し過ぎ、最後の客に至っては、駄々とワガママを重ね過ぎだと思う…
幽霊の何が出来るか?問題もやや統一感がなくて、触れない、食べれない男子に、触れる女児に、食べられる鬼、と三者三様で、そういうものなんでしょうけれど、なんか、ね。
ただ、描写はなかなか良かったですし、動きも、映り込みにも新しさもあって良かったです。
2つ特筆すべき私にとってのポイントは、
1、キャラデザで大好きな漫画家 星里もちる さんを思い出した事
2、偶然にもめちゃ年下の友人が同じ回に来てて、3人で感想戦が出来た事
です。あ、良かったのがあんまり映画に関係無かったかも…
良く考えると、絶賛してるのが男性の年配の方ばっかりだった…本当は児童の方々に受け入れて貰わなければ、ね。
ログインしてコメントを確認・投稿する