仏教関係者は怒るかもしれないけど

■死刑の代わり「終身刑」巡り議論、「社会復帰の機会奪う」問題も　日弁連シンポ
(弁護士ドットコム - 11月02日 10:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5358641

憲法じゃ「基本的人権」なんて言葉がよく出るけど、今の少年犯罪とか凶悪事件を見てると「基本的人権」は一体どっちの人権を意味するのか分らなくなるよ。

「死刑は残酷」だとか「法治国家にしては野蛮」だとか抜かしてるけど、法治国家ならそんな凶悪犯罪が起きる事そのものがおかしいじゃないかって。
こういう風潮を助長したのはいわゆる人権派弁護士と呼ばれる連中なんだよ。
人権で加害者を甘やかし、それを商売にしているんだもの。

死刑反対を訴える人権派弁護士なんか、すぐ死刑廃止した国をを引き合いに出して「死刑導入後と導入前での犯罪発生率は何％と変わってない」なんてデータを出して理屈をこね回すけど、人の死をデータで語る事そのものが、お前らが一番問題にしている「人権問題」なんじゃないのかって。

「被害者が年間に何人」とかのデータだと単なる無機質な統計結果で表わされるけど、当事者にとってみれば一番大きな問題なんだ。

ただ、大半の日本人が死刑に賛成しているけど、最近の通り魔的な無差別殺人なんか見てると死刑の存在に疑問も感じるトコもあるのも事実なんだよね。

死刑が極刑であるためには「人間が一番恐れるのが死であって、それは人生最悪の出来事だ」ってのが前提で、自殺願望のある犯罪者からしてみれば、死刑なんて願ったり叶ったりの刑罰なんだよね。

今みたいにネットで一緒に自殺する相手を募集するような時代には、その最悪の刑罰って前提が崩れかけてしまってるんだ。

一つの案だけど、仏教関係者はカンカンになって怒るかもしれないけど、比叡山の「千日回峰行」は７年間で地球を一周するくらい山を巡礼して、その間の九日間は不眠不休で食事も水を取らずに、１０万回の真言を唱えるようなトンデモない荒行なんだよね。

死刑の前にこのくらいの「苦行」を死刑囚に課したっていいんじゃないか？