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2018年11月02日09:26

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光る玉

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むかしむかし、ある町によくのふかい和尚さんがいました。

檀家(だんか→付き合いのある家)のおつとめにいきましたが、帰りがおそくなってしまいました。

カゴにのって帰ればよいものを、よくのふかい和尚さんはお金がま口財布がもったいないと、ひとりで夜道をトコトコと歩いて帰ったのでした。

檀家でごちそうになったお酒が、ホロホロとまわってきて、とてもいい気持ちわーい(嬉しい顔)グッド(上向き矢印)です。

代官橋(だいかんばし)まで帰ってくると、橋のてすりの上にピカリピカリと光る晴れものがありました。

見ればたいそう美しい玉晴れです。

ウッシッシ「こりゃあ、けっこうなおさずけもんがあるわい。さっそく、いただいて帰りましょう」

それをつかんで、ふところへ入れようとすると、光る玉はコロコロところがって、先のほうでとまりました。

ウッシッシ「これこれ、かってにころがるでない。きずがつくわい」と、そばへいって、ひろおうとしました。

すると玉は、またキラキラぴかぴか(新しい)光りながらコロコロと先のほうへころがっていきます。

「こりゃまて、こりゃまて!」と、追いかけていくうちに、もらってきたおふせも、ごちそうのつつみも、だいじな数珠📿も、みんなおとしてしまい、とうとう、もとの町の中までもどってしまいました。

町の人は、和尚さんが表情(びっくり)フ−フ−いいながら追いかけているのを見て、みんなして光る玉を追いかけました。





つづくモンミ☘





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