科学が発達すると、今まで地道に積み上げられた経験とかが、あっという間に色あせてしまうことがあります。
昔の人類学者は、地面から掘り出した骨を、細かに計測して
「う〜〜ん、この形質は一万年前、大陸から来た人類の、、、」
ところが今はゲノム解析で
「うんにや、そんなこたあねえ!」
と、その説をあっさり引っくり返えしたりします。
19世紀は化学、20世紀は物理の世紀でした。
21世紀は、分子生物学が華々しい世紀になるそうです。
生物の進化は徐々に徐々に進んでいくものですが、この分子生物学を使えば、その進化を観測・測定できるというから驚きます。
こうなると、昔の人類学者たちは、
「へーーっ、私らのあの努力、工夫はなんだったのだろう、、、」
と、ガックリくるかも知れません。
だいたい生物lは、生存率や繁殖率をあげるような形質が子孫に伝わって広まって行く、これは当たり前です。
ところが、妙な研究結果があります。
お酒については弱い者たちの方が生存率や繁殖率が高いそうです。
この傾向は東アジアにも同じ傾向があるそうです。
どうやら大自然は、ゲコの味方のようです。
もっとも逆に、お酒に強いDNAを持つ人ばかりが生き残って、みんなが年から年中酔っ払っている集団がいたかも知れません。
でもその集団は、あっさり他のゲコ多数集団から滅ぼされたでしょうけどねえ。
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