真理の玉手箱、「モルモン書」
2013年4月11日 ·
モルモン書
（私訳）
イエス・キリストを証するもう一つの聖書
モルモンがニーファイの版を編集して、自らの手で別の版に刻んだ記事
従って、これはニーファイの民の記録に加え、レーマン人についての記事を短くまとめた抄録であり、イスラエル一家の末裔である彼らレーマン人、並びにユダヤ人と異邦人に宛てて書き記された。―−−−戒めとしてだけでなく、預言と啓示の霊により書き記されたこの記録は、書かれた後封じられ、損なわれることの無いように、主に託して隠された。―−−その取り計らいは、神の賜物と力によって出されるようにとモロナイの手により封印され、時節が来たら異邦人によって公開されるよう、主に託して隠された。―−−それは神の賜物による取り計らいである。
この版には、人々が天に到達しようともくろんで一つの塔を建てていた時、主が彼らの言語を乱された際に散らされたヤレドの民の記録、即ちエテルの記録の抄録も含まれている。―−−−それは、イスラエル一家の末裔に主が彼らの父祖たちのために如何に偉大なことを行われたかを示し、また彼らは永遠に捨てられないと言う主の聖約が分かるようになるためである。―−−そして更に、ユダヤ人と異邦人にイエスがキリストであり、永遠の神であって、あらゆる諸国民に御自身をお現しになることを確信させるためでもある。―−−ところで、もし欠点があるとすれば、それは人による間違いであり、それゆえキリストの法廷で潔白と認められるように、神に関わるものを非難してはいけない。
【諸版から英語への】原訳：ジョセフ・スミス・ジュニア
英文初版発行：１８３０年
アメリカ合衆国
ニューヨーク州パルマイラ
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