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2018年07月12日13:50

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ヨーロッパ第6世代戦闘機開発は揉めています… 後編

猫エアバス(ドイツ)の主張を整理すると…

(1)戦闘機は独仏2ヶ国だけで開発する。

(2)3機種を新戦闘機1機種になとめる。

(3)他の参加国は後から製造分担だけで入る。

こんなところですかね? ではBAEシステムズの反論をお読みください。

≪ BAEの視点 ≫

仏独の初期共同開発チーム以外で参加しそうな国々を正確に数えるとすると国内限定
の航空戦闘システムのサプライヤー(供給者)がどれくらい存在するかということになる、
その中にスウェーデンのサーブ、イタリアのレオナルド、あるいは英国のBAEシステムズ
とロールスロイスを入れてもよさそうである。

そして、BAEシステムズ航空部門のグループ全体の経営責任者のクリス・ボードマン
(Chris Boardman)は将来戦闘機プログラムのどれに参加し、だれと仕事をするかは
政治が決定することで、一企業が行うことではないと考えている。

「我々は全員が[産業界の一員]だと理解し、そして彼らの限界を知ることが出来るし、
彼らも私達の限界を知る。[経費削減]は現実的であり、各国は共同開発に期待する
であろう」
と、ファンブロウ航空ショーに向けた航空戦闘システムと、システムの能力などの会社の
ショーケースになるBAEシステムズのウォルトン戦闘機工場で記者たちにブリーフィング
の間で語った。

またボードマンはヨーロッパ連合(EU)ではなく、NATOが接着剤となり共同プログラムを
結束させると常に考える。

「わが社の全職員の見方ではNATOを一方の方向に押しのけることは出来ない。
ヨーロッパ連合とNATOのどちらが構成国を結束させていますか? 
これはNATOの基本的な条件であり、したがってNATO加盟国の最もあり得るのは
NATOの決定に基づき一早く(独仏共同開発から…)離れることを望むのではないか」
と彼は語る。

「それ(仏独戦闘機開発からの離脱…)はその他の事業を妨げない。そして重要なことは
世界にはその他の多くの国々が存在し、彼らは新しい戦闘機プログラムを持ち実行して
いるとすでに話している。
我々はそんな彼らを無視しないし、そうでなければ現在のトルコとの仕事は出来ていな
かったであろう」ボードマンは付け加えた。

これまでの過去の経験から暗示させるのは、ヨーロッパのプログラムがまだ定まっていない
段階で協力関係は紆余曲折するであろうとBAE航空部門の責任者はそれでも語る。

「現在の特異な(独仏の…)主導法には正直に言って迷惑に感じる。
我々がクレームを付けずに済む作業環境とは、一緒に仕事に関わり、そのなかの
特定の部門を担当しみんなで一緒に行う将来航空戦闘システムの計画である。」

「何が私にとって重要かというと、我々が英国の航空戦略を明確にし、機体の仕事の
依頼がくることである」
イングランド北西部のウォルトン工場で会社の戦闘機プログラムとシステム、システム作業
について記者団に説明する間にボードマンはそう語る。

英国政府は7月の中頃に航空戦略について公表することを決め、英国が主導する
プログラムの開始時期―― 
仮に国際共同開発かヨーロッパ将来戦闘機の役割の配分になるとしても、少なくとも開発の
ロードマップや請け負う企業の協力などについてここでトップ・テーブルに着くことになる。

BAEシステムズ、ヨーロッパと国際市場の航空部門責任者デーブ・アームストロング
(Dave Armstrong)は語る、
「私達は独自の活動を望む。我々は今Brexitの実行中であり、ドイツとフランスが
どうであれ突き進むつもりであり、しかし明確な見通しは持ち続けたい」

「我々はFACS(将来航空戦闘システム)の中心を占めたいが、将来戦闘機の一部を
担いたいのと同時に空軍に主権を守る能力を提供したい」

我が社はタイフーンとF−35プログラム開発に参加し技術提供を行った企業であり、
作戦計画のエキスパートとして運用支援ではヨーロッパに並び立つ者が存在しない事で
知られている。そうBAEシステムズの重役は語る。

ファイナンシャル・タイムスの速報で今週BAEとサーブが共同事業の可能性について
予備的なディスカッションをすでに済ませていると伝えた。

BAEシステムズはTF−Xと知られるトルコの次世代制空戦闘機に専門的な技術の提供
をすでに行っている。

また英国は日本との次期戦闘機開発の共同作業の可能性についての研究参加にも
すでに同意している。:終了

ウインクどうです? 後半部分に妙な読後感がありませんか?

ドイツ人に英国とBAEシステムズが虐められているのはよ〜〜く分かりますが、

>我々はFACS(将来航空戦闘システム)の中心を占めたいが、将来戦闘機の一部を
>担いたいのと同時に空軍に主権を守る能力を提供したい

ここの部分を読むと日本のF-3計画に戦術コンピューターとソフトウエアの提供という
形で日英の共同開発が成立してしまうような気がしませんか?

英国は来るファンボロ航空祭の会議で次期主力戦闘機(第6世代戦闘機開発)の方針を
公表するようなので、日本のF-3計画の今後にも関係しそうな話として注目しています。

うれしい顔
それにして、ボードマンさんはエアバスのホークさんやエンダーズさんに対して
そうとう腸が煮えくり返る思いではないかと想像してしまいますね。W
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