tricolorとRINKAの日曜日から2週間，2014年から2015年にかけての年末年始はカレンダーの関係で12月27日から1月4日まで9連休でした。
ただ，この年はそれでも故郷での年越しをすることはできませんでした。
道南は道央に比べると職員の絶対数が少なく，普段から当直勤務の当たる回数は多いのです（その代わり道央と比べて当直中に何事も起きないことも多いのですが。）。
年末年始は更に限られた人員で対応しなければならないことから，これまで3回通算8年の道南勤務でも大晦日や元旦をはじめ年末年始の宿日直や自宅待機を複数回経験してきたのですが，2014年から2015年にかけては元旦の待機をすることになりました。
大晦日のうちに道南に戻らなければなりませんが，幸い休みが長く，前半すぐ帰省すれば道北に数日滞在することができます。
それで2014年の年末は，12月26日（金）の仕事納めの翌日すぐ出発することにしました。例年のように函館から札幌へ，札幌から旭川へとJRを乗り継ぎます。
せっかくなので途中で立ち寄る札幌で何か催しがないかと立ち寄ったのが初めて訪れる一風来で健さんのソロライブでした（恵庭ではRINKAとRose in the heatherのライブがあったのですが，少し遠いのと，流石の人気で当日までに予約満席となりました。）。
思えばその前の道南勤務のときにHARD TO FIND系の方々を知ったものの，道央に戻ることはかなわず首都圏に転勤となり，価格と確保のしやすさの両面により，道北への盆暮れ年2回の帰省にはいつも札幌のホテルに一泊するパックを使っていました。
毎回，宿泊するちょうどその晩に札幌でゆかりの方々のライブがあったりはしないかと調べつつも，そのような機会はなく終わっていたのが，今回は類似の状況で機会に恵まれたことになります（当時の手帳を見ると翌（2014年）12月28日は鴨々堂で佐藤公哉さんと権頭真由さんの三日満月のライブもあったのですが，道北滞在中にて断念しました。東京時代や道南時代には札幌近辺の催しはありつつも，道北滞在中にて断念というケースもままありました。）。
JR北海道の減速減便中にて，この日も8時13分発11時47分着のスーパー北斗3号を使ったのだったと思います。札幌駅到着後は，まず，いつものように北口の金券ショップで次に来るときのための特急回数券を購入したり，ジュンク堂で道南では入手困難な書籍を購入するなどしたのだったと思います。一風来の19時開演まで時間のゆとりがありますから，ネットカフェで時間調整などもしたかもしれません。
一風来がゆかりの方々のライブの場となったのは，私が道南に去った後のことだったと思います。今回，初めて訪れるに当たり，アクセス方法を調べ，地下鉄菊水駅から往復する方法で赴きました。
この日のライブで特徴的だったのは，健さんがバックパッカーダルシマーをお持ちになり，バックパッカーダルシマーでもこれだけのことができるのだと，スローな音数の少ない曲ではなくHours afterにMorrison's jigを演奏されたこと。
浜田さんの「虎杖」（イタドリ）は運河のカモメでは聴いていたと思いますが，ダルシマーソロで聴いたのはこの時が初めてだったかもしれません。
また，ホイッスルもお持ちになっていて，Miss Rowan Davisをホイッスルとダルシマーで演奏されました。ホイッスルはHARD TO FINDの時は扇柳さんが担当されていたパートだと思いますが，ジャックでのソロライブで初めて挑戦した時，いつもは来ることなんてないのに扇柳さんが客としていらっしゃっていてやりにくかったとMCで聞いたのはこの時だったでしょうか。
後半はアップテンポのリールやジグが続く怒濤の展開でした。
全体を通してみると，当時のニューアルバム『NEW LAND』からの曲が多かったのではないでしょうか。『NEW LAND』を入手してから健さんのライブに出席するのはこの時が初めてだったので，この時に持参してサインをいただいたのだったと思います。
客席には，当時函館の某M西さんがやはり年末の帰省でいらっしゃっていました。滞在先は恵庭の方が近いようでしたが，やはりRINKAと Rose in the heatherは満席ということで，師匠の方のライブにおいでになったようです。
M西さんが11月末にホメリのmin☆altのライブに行かれた時のお話にもなり，熊坂さんと聞いて，健さんも，義人君？ ああ，るっちゃんかなどと話に加わっておられました。
健さんのお弟子さんという情報はなかったような話をオーロラスクエアで中藤さんがしていた旨を私がお伝えすると，実際にはかなりいろいろなお話をされたようで，私から星衛さんは星直樹さんを御存知だったのかとお尋ねすると，いつか星星でライブなどできる日があればといった趣旨のことをお話しされていたとのことでした。
近場で健さんのライブがあることを当日お知りになったとのことで，この日はかなり遅れてＴかは氏さんもタクシーでお見えになりました。あれこれ話をされつつも私やM西さんより��に帰っていかれた記憶です。
私がＴかは氏さんとお会いしたのはこの時が最後だったのですが，後に伺ったところでは，健さんもそうだったとのことでした。Ｔかは氏さんが亡くなられたと教えてくださった際，変な感じになっちゃったよねと，Ｔかは氏さんが一風来にお見えになった時のことをおっしゃっていました。
私自身は接する機会はごく少なかったＴかは氏さんですが，晩年は知己の方々から少し敬遠されていたようなところもあったのではないかと思います。それには小樽での事故による外傷のための高次脳機能障害のせいがあったのではないかと思われ，お気の毒に感じられるのでした。
それからは健さんやM西さんともお別れし，札幌駅でロッカーに預けた荷物を回収して。再びJRで旭川に向かいました。日付けが変わらないうちに到着できたのだったと思います。そして大晦日の夜に再び道南に戻り元旦は務めを果たしましたが，ほぼ待機するだけに終わりました，
その後の正月休み後半は道南で籠もるほかない日々でしたので，その時間を利用して2014年5月旧函館区公会堂でのJJFとの最後の夜のことを書き上げました。
さて，その次の札幌行きは成人の日レッドベリースタジオで野間夫妻とあらさんです。
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