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2018年04月15日16:27

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殺菌法の問題だと思いますけどねえ

新宿区など給食牛乳の異臭問題
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5071507


いわゆる加熱臭、ジメチルサルファイド臭が発生するのが牛乳を80度以上に加熱した場合なので、超高温瞬間殺菌(120度から150度で1秒から3秒殺菌)した牛乳から高温短時間殺菌(72度から78度で15秒以上殺菌)した牛乳に変えれば、多少ガソリンみたいな匂いを訴えるガキは減ります。なんでこういう説明をしないのか、不思議でならないんですが。高温短時間殺菌の牛乳は、生協くらいしかあんまり取り扱いがないので、なんだかね、って話なんですが。

紙パックの匂いだからじゃないの、って感じもしますが、低温長時間殺菌(63度から65度で30分以上)の牛乳や、高温短時間殺菌の牛乳ではジメチルサルファイドの匂いはしません。あの青臭いツンとする匂いのことね。同じ紙パックなのにね。
キャベツの腐敗した匂い、とか、ミズゴケやプランクトンが発する匂い、とか、ろくな喩えがないくらいにくさい。ジメチルサルファイドが高濃度の場合には、そんな臭気になります。低濃度の場合には、野菜や緑茶に含まれる匂い、青海苔の匂い、磯の匂いがします。

加熱法の違いでもっとも違いが出るのが、硫化ジメチル(ジメチルサルファイド)です(松原英二他「牛乳の品質と香気成分のかかわり」『畜産の研究』2000年12月号)。高温短時間殺菌や低温長時間殺菌からはほとんど検出されません。

ジメチルサルファイド臭のする牛乳が当たり前だと思うガキが予想以上に少なかったのと、超高温瞬間殺菌により発生したジメチルサルファイドの濃度がちょっと濃かった、そんな感じだと思いますよ。


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