mixiユーザー(id:6088356)

2017年12月29日20:16

3726 view

メタルマックス2リローデッドは最高のRPG

2017年12月23日のツイート

ファミコンのドラクエ1を発売時にリアルタイムでやった私が、この期に及んで生まれて初めてメタルマックスをやっている。DSの2リローデッド。なかなか面白い。ノリが完全に子供向けというかジャンプ漫画な感じでとても懐かしい。逆にそれが今までメタルマックスをやらなかった理由であったりもする。

そんなメタルマックスをなぜやっているかというと、DSのRPGでは2リローデッドがトップクラスの面白さだというから。世界観とシステムがフォールアウトっぽくて自由度が高い。2Dではあるが考え方としてはオープンワールドで、自由に世界を旅して、クエスト(複数抱え込める)をこなしていくのが面白い。


2017年12月26日のツイート

DSのRPG、メタルマックス2リローデッド(MM2R)について。私はこのMM2Rが初メタルマックス。しかも発売は2011年のゲームで、それを今3DSで遊んでいる。メタルマックスの最初はファミコンで1991年。なかなか歴史のあるゲームだ。新作のメタルマックス ゼノがPS4とVitaで来年の2018年に予定されている。

最初のメタルマックスが出たのは1991年で、その前年の1990年の2月にドラクエ4、11月にはスーパーファミコンが出ていた。私はドラクエを1から4までやっていてすでにRPGにはいいかげん飽きておりスーファミのスーパーマリオワールドやF-ZEROなどで遊んでいた。ゲーセンにはスト2が現れていた。

そういう状況なので、ファミコンのRPGなどは完全に視野に入ってなかった。ファミコンというのは売れに売れすぎて大量のクソゲーやドラクエのマネみたいなRPGも溢れており私もそういうのにいくつか引っかかっていたし、メタルマックスもクソゲーではないにしてもそれの一種だろうという認識だった。

さらにスト2から格闘ゲームにハマっていき、ゲームといえば格ゲーか人型のキャラを動かすアクションゲームを嗜好するようになっていった。コマンド式のRPGはどんどん嫌いになっていった。それでもたまにFF7にハマったりしたけど、大抵途中で投げ出すので最初からやらない方がいいだろうということで。

と言っても、元々はRPGは大好きで、ウィザードリィなどはシステムから世界観からムチャクチャ好きなゲームだ。Wizは、ゲームそのものは何気にコンパクトなのがいい。コンパクトなゲームでひたすらレベル上げてレア武器探すという遊びが面白かった。エルミナージュなんかは面倒になって途中でやめた。

なので面白いRPGというのはきっとあるはずなのである。あと年のせいかアクションゲームも必死になって疲れるのが嫌になり、嗜好が非リアルタイム化してきて、RPGを見直そうという気分になってきた。TRPGはやらないが、昔あったゲームブックとかファンタジーやSFの冒険世界にはたまらなく憧れを感じる。

前々から興味があったのは、バルダーズゲートとかジルオールなど、広い世界の中でいろんなクエストをこなしていくタイプのRPG。多分最初のメタルマックスというのは、ドラクエが「その方が分かりやすいだろう」ということで一本道化したのに対し、元々のD&Dみたいな自由なのをやろうとしたのだと思う。

興味があったのにやらなかったのは、やはりなんだかんだ言って自分が面白いと思えるゲームがやりたいから。タダじゃないし。バルダーズゲートもジルオールもプレイするまでは踏み切れなかった。似て非なるものでロマサガとかあるけど、最初のを1回やってみて合わなかったのでそれからやる気ない。

メタルマックスが広い世界でクエストを受けていくというゲームだとは、26年もの間知らなかった。戦車をフロントミッションかアーマードコアみたいカスタマイズして戦うだけの、単なるドラクエ的なその辺のRPGだと思っていた。あと別に戦車とか好きじゃない。人型戦車だったらもっと早くやってた。

本当、戦車は別に好きじゃないわー。これがロボットだったら私の評価はまるで違う。宇宙戦艦ヤマトとかぜんぜん好きじゃない。ガンダムは超大好き。メカで一番好きなのがバルキリー。ヤマトにバルキリーが搭載されたら私の態度は180°変わる。オーラバトラーやボトムズのATとか小さいのもたまらんね。

戦車とか、ガンダムで言ったらガンタンクやん。ゲッター3やん。せめて人型に変形してくれ。ガンダムUCのロトとか。デストロイドとかかっこいい(そういえばマクロスって戦車出ないな)。というのが私の嗜好。フロントミッションやヴァルケンはやったけどメタルマックスにはピクリとも反応しなかった。

マッドマックスも映画は好きだけど、その世界観もすっかり北斗の拳みたいに茶化されたイメージになってしまい、ぜんぜんかっこよくない。MM2Rは、本当にそのゲーム性の評判だけを信用して買ってみた。ゲームは面白いのが一番。マリオとかかっこよくないけど動かして楽しいのはリンクよりマリオだ。

(あ、でもゼルダは面白いから例にしたのは間違った気がする…まあいい)…ただ、メタルマックスにもかっこいいのがいました。それはソルジャーです。バイクはかっこいい。戦車、車、バイクで一番かっこいいのはバイク。バイクに乗って銃をぶっ放す。こいつの存在でかっこよさに関してはすべて許した。

一応主人公はハンターにしたけど。それはこのゲームを象徴するのは戦車であり戦車の操縦に長けるのはハンターと設定されているから。このゲームにおいては、まずは戦車を活用しないわけにはいかない。ゲーム性に関わる。別にメンバーの中にソルジャーがいればいいんだよ。全員ソルジャーも味気ないし。

ちなみにハンター、ソルジャー、アーチスト、ポチでやっている。アクセルとミシカは使わず。ソルジャーはモブの方がかっこいいのと、アクセルがかっこ悪いから。あとはハンター(主人公)とソルジャー以外で一番マシだったのがアーチストの女だった。ていうかデザインは全般的にかっこ悪いのがつらい…

ただアーチスト女もドット絵で見るとイマイチ。ヨコヅナドラム暗黒舞踏がやりたいだけなんだが。レスラーはキツいし。もっとキャラメイクでグラフィックくらいいろいろ選ばせて欲しいと思った。

そろそろMM2Rのゲーム性について書きたいと思う。このゲームを独自の切り口で言わせてもらうなら「改造性」が素晴らしいと思う。…って独自とか言ってメタルマックスに改造って普通の感想じゃんって感じだが、いやこの改造性というのはいわゆる改造コード的なゲームの改造のことも言っているのです。

具体的なことを言うと、ある所でCユニット(制御装置)「S-Eボックス」とS-E(特殊武器)「シーハンター(ミサイル)」が入手できる状況になった。車に武器は5つ積めるが通常一度に一つの武器しか撃てない。しかしS-Eボックスを組み込むと積んだS-Eすべて(5つ積めば5つ)同時に発射できるという。

さらにこのシーハンターというミサイルは一度に3発発射されるものなので、これを5つ同時に発射すれば3×5=15発のミサイルが同時に発射されるのだ。何それイデオンやんマクロスやん(ドット絵なのでメタルスラッグみたいになる)。絶対やりたいじゃんこんなの。…しかし世の中うまい話はないもので…

それをやるには金が掛かる! 重いS-Eを5つ積んでも走れるエンジンに新調しないといけない。しかしシーハンターは軽い方であり、それに相応しい大容量エンジンも売られてる。これはまるでここでシーハンターとS-Eボックスと組み合わせろと言っているようだ。これはうまい。やらないわけにはいかない。

というわけでWikiを見てみると、お金をザクザク出してくれる敵がいる場所があるではないか。さらにハンターには「その場所で出る敵を特定してエンカウントする」というスキルがあり、それで楽々金貯めて、あっという間にS-Eラッシュを実現することができた。

ということでムチャクチャ強くなったわけだが、それでゲームが味気なくなるということがない。フィールドで絶対勝てないような強敵がたまに出るようになっていて、そいつにギリギリ勝てるというバランス。で、そいつがまた経験値をガッポリくれるのでレベルがモリモリ上がる。ずっと面白い。

私はゲーム改造ツールとか好きで、お金・経験値を増やすコードなどはお馴染みなわけだが(DS・3DSのツールは持ってない)それをゲームの中でやるかツール使ってやるかの違いで「お金・経験値稼ぎのために何かやる」のは同じなのだ。ツールを使いたくなるのはゲームデザインに問題があると思っている。

ツールを使いたくなるような状況があるが、ゲーム内で解決する手段がある。つまりゲームの中で「改造に匹敵するような手段」が用意されている。常に目的達成のために状況を変える手段がある。それは車の改造そのものだったり、ここでこういじれば、という「状況の改造」みたいなアプローチができる。

だからいつも面白い。何かやれることがある。こんな居心地のいいゲームはない。改造ツールもゲームを居心地よくするために使ったりするが、MM2Rにはゲームの中で何かやれることがある。それも忍耐強くやる経験値稼ぎの作業みたいなことではなく、ちょっとこうすれば的なことで。

ルーラがタダで使い放題。それで最初の村に帰れば寝泊りも修理もタダ。出発するときタダで弁当(回復アイテム)がもらえる。敵に会わないようにしたり逆に会うようにしたり自由自在、それどころか敵を選んで戦闘始めれる。こんなことされたらもう他のRPGやりたくなくなる。

そうやって快適にすることにはなんのデメリットもない。メリットしかない。世のゲーム制作者に「何をするのにもハードルを設けた方がいい」という間違った思い込みがあることが分かる。ゲームの面白さというのはそういうことじゃない。なんにでも負荷をかければいいってもんじゃない。

RPGというのはプレイヤーにスポ根を味わわせようとする。実際一般的なRPGの構造はスポ根に近い。一生懸命経験値やお金を貯めてレベルアップして強敵を倒す。そうじゃない、こっちの方が面白いとメタルマックスが掲げた「ドラクエに対するアンチテーゼ」とはこういうことだったのかと思い知っている。

実はMM2Rやる前に、注文してみたけど思い直してキャンセルしたゲームがある(間に合ってよかった…)。それこそDSのドラクエ4である。3DSでDL版ドラクエ2、3とやったので、じゃあ次は4かな…となんとなくポチってみたけど「いや、けっこうウンザリしたぞあれには」と思い出してやめたのだった。

だから「RPGはやりたい気分だけど何かないか」という状態だった。実はそれ以前にネットでMM2Rの評価を見ており「MM2Rというのは、行きたい所に行って、やりたいクエストやって、その世界で自由に旅をして生きている感覚が味わえるゲームらしいぞ」と想像するに至っていた。

しかし戦車が別に好きではないのと、冒頭のテッドブロイラーを見て「なんじゃこりゃ、ふざけてんのか」と思ってしまった。こういうコミックボンボンのギャグみたいなノリがあまり好きではない。通常のグラフィックにも特に惹かれるものがなかった。グラや音楽はさすがにスクウェアみたいなのがいいわ…

それこそファイナルファンタジータクティクスとかフロントミッションみたいなね。音楽も植松とか崎元とか(とか言って音楽はまあまあいいと思う グラがやばい)。やってみたら面白いのかも知れんがこのセンスに耐えられるか不安になり、購入に踏み切れなかったのだった。中古でも4000円するし。

でも何かやりたいし、やるならこれしかないか…と、もうMM2Rに賭けることにした。で、大当たりでした。いろいろ気になることはあるけど、プレイしててこれだけ面白いのだから、すべて許す!逆に言うと、どれだけ面白いんだ、これにまったく不満をなくしたら神ゲーの中の真の神ゲーになっちまうよ、と。


2017年12月27日のツイート

確かにMM2Rにはクセはある。クセがすごい。が、こんなに快適で自由に冒険する楽しさが味わえるRPGはMM2Rしかない(他のメタルマックスは未プレイだが評判によるとMM2Rがベスト、らしい)。だいたいRPGというのは忍耐を要するつらいゲームなのだ。そういうのがまったくないRPGがこの世に存在したとは。

「メタルマックス=戦車のRPG」というイメージは、ゲームのほんの一面だけを見て捉えたものでしかないと分かった。戦車も外せない要素であるが、戦車がすべてとかそういうことじゃない。RPGだけど徹底してアンチドラクエ。ちなみにFF含めてJRPGはすべてドラクエのマネ。DRPGはWizのマネ。

その中で真に異彩を放つRPGこそがメタルマックス。フォールアウトとか洋ゲーに例えられたりするのがそれを表している(ていうかフォールアウトってメタルマックスの…いやいやバルダーズゲートとかD&Dが元だから)。それでいてメタルマックスには和ゲーならではの気の利いた細やかさもある。もう最高。

しかし見た目からは分からんもんだわ。こんなファミコン神拳みたいなミニ四駆の漫画みたいな戦車のゲームが。…んー、やっぱどう考えてもそれがまずいわ。見た目が。見た目ばかりのもダメだが逆もよくないわ。別に私が面白いゲームを遊べてるからいいんだけど、見た目がよければもっと売れてたと思う。

ちなみにゼノの見た目も違う意味でイマイチだと思う。それっぽいだけで何か違う。絵に対する評価も聞こえて来ない。あの人がよかったんじゃないの。エクストルーパーズとかマクロスΔとかやった実田千聖。ああいう人と比べると次元の違いが分かる。あれくらいのがいくらでもいるような気がするのだが。

まあそれはいいとして、この期に及んでパラダイムシフトを起こされてしまった。それも、こんなゲームが1991年から出ていたことを自分が知らなかっただけ(けっこういろんなゲーム知ってるのに…w)。いやー、DSソフト・メタルマックス2リローデッド、私の知りうる限りで最高のRPGです。参りました!
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する