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2018年02月28日16:15

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封建時代の妻

三船敏郎主演の時代劇をレンタルしたが
面白くて真夜中過ぎても時間を忘れ最後まで観てしまいました。

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この中に登場するいち(司葉子)の立場で
物語を紹介していきます。

いちは家臣の娘であるが
殿様(松村達夫)を
ぞっとするほど嫌っています。

その殿様が彼女の美しさに目をつけ
いいなづけとの仲を引き裂いてまで
強引に側室に召し上げます。

いちは運命に従うしかなく
やがて男児を産みます。

この男児とて世継ぎでなく
あくまでも長男が死んだときのための予備でした。

産後まもなく
新しい側室が殿と過ごしているのを見た彼女は
怒りのため我を忘れて
二人に掴みかかりました。


殿の不興を買ったいちは
子どもを残して
城から追い出されることになりました。
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そして
家来の笹原(三船敏郎)の息子与五郎(加藤剛)の嫁として
払い出されます。

いちは姑(大塚道子)にいびられながらも
与五郎の人柄の素晴らしさに惹かれるようになり

仲睦まじい夫婦として
やがて娘も生まれました。
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いちは城に残した我が子への思いを絶ち
与五郎の嫁として添い遂げる決意をします。

そこへ思いがけない知らせが・・。

殿の長男が若くして急死。

いちの産んだ若君が世継になりました。

今やいちの立場は
一介の武士の妻では相応しくない。

ご生母さまとして
城に戻るようにとの命令が下された・・・。

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この古い映画は外国でも評判になったそうです。

題名は「上意討ち拝領妻始末」です。

難しい題名だが
ストーリーの巧みさは抜群でした。

武士言葉の会話も耳にテンポ良く楽しめました。


機会があればぜひご鑑賞を。
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