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2018年02月09日08:57

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日本の農業に悪魔の手が・・・

転載:

ここが地獄の一丁目

甲府の森本です。
拙文を掲示いたしました。
ご高覧頂ければ幸いです。
重複していましたら御免なさい。

★★★★★★★★★★★


ここが地獄の一丁目
http://www.asahi-net.or.jp/~jh4m-mrmt/D.new/d-54.html

 先日、パルシステム山梨主催の「種子法学習会」(講師は印鑰智也氏)に出席した。
 話の大まかな筋は、モンサントを初めとした多国籍化学企業が、全世界で、知的所有権が与えられた種子と農薬・化学肥料とが抱き合わされた大規模企業型農業を育てており、生産から流通まで食料を支配し始め、日本にもその触手を伸ばしてきているというもの。
 特に日本では、その企業型農業推進の一環として、資源を企業に集中するために、TPP締結・種子法廃止・農地法改正・市場法廃止等々を行い、また、グリホサートやネオニコチノイド系等の成分残留許容量を大幅に緩和したり、遺伝子組換え種子・作物を他のどの国よりも多く承認したりしている。さらに、遺伝子組換え作物であることの表示義務も非関税障壁として撤廃される方向にある。当然この企業型農業推進政策の裏では、個人・家族農業や地産地消を前面に出している直売所は、やがて切り捨ての対象にならざるを得ない。

 しかし、考えるに、このような利益追求が第一目的となっている企業型農業では、消費者の健康は害され、また地球そのものの環境も破壊されかねない。
 つまり、遺伝子組換え作物が作り出すBt毒素や、併用される農薬・化学肥料により、人間の腸内細菌叢はその調和を破壊されて様々な病気が引き起こされ、場合によっては死に至ることにもなる。特に、遺伝子組換え技術で作られた作物や微生物が世界一大量に食卓に上る日本という国は、放射能の場合と同じく、その影響に関しても、世界の実験台にされているとも言えそうだ。
 同じく、地球上の農地の微生物叢も破壊されて種類・量ともに激減するため、土壌の流出と砂漠化が進む。そして限られた遺伝子組換え作物のみが席巻するため、生物の多様性も失われることになる。
 そのような懸念もあって、モンサントの社内食堂では、社員の健康を守るために遺伝子組換え作物を料理に使うことはなく有機農産物を使っているらしい、との情報が拡散されている。
 またモンサント等の多国籍企業に出資している大資本家たちは、ノルウェーの氷室に世界各地から集めた多様な在来種・固定種を保存している。これは、それまで使用してきた遺伝子組換えの種子では対応できないような病気や気候変動等が生じてきた場合、その保存してきた多様性に満ちた種子の中から対応可能な遺伝子を探し出すために必要となるため。
 そして、そのような非常事態に至って初めて、種子を独占的に保存し利用できる大資本家たちによって人類の生殺与奪の権が握られてしまっていることに、多くの人々が気づくことになるのだろう。

 ところで、それらの農業分野に進出してきたある多国籍化学企業は、軍需産業にも関わっていた。モンサントはベトナム戦争の時に枯葉剤を製造して軍に供給し、デュポンは原子爆弾を製造していた。
 このように殺戮兵器を商売としていることを以て「死の商人」と言われているのだが、今の農業の分野に進出してきている多国籍化学企業群も、儲けのためには地球上の生命を犠牲にしても良いとする姿勢が強く、殺戮兵器を扱う企業と何ら変わらない。その点からも「死の商人」以外の何ものでもないと言えば言えるのだ。

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