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2018年01月29日17:34

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第13回 よみらくご

「第13回 よみらくご」
よみうり大手町ホール
18時半開演

行ってきましたー!

チケット発売時から出演順発表されてまして、
興味深い順番。
チケット4,300円とちょっと高めですが、
2列目真ん中の良席に胸躍らせておりました。
今年初小痴楽さん高座ですし。

しかししかし!なんとなんと!
仕事で最後にひっかかってしまい、職場を出たのが18時10分頃。
駅まで約7分かかる。
半蔵門駅にダッシュするも慌てて逆方向の列車に乗ってしまい、
次の駅で反対ホームの列車に飛び乗り、
大手町駅に降りるもよみうりホールはホームの真逆出口。
混雑。遠い。しかも地下から4階までエスカレーター。
駆け上がるも、ロビーに小痴楽さんの声が響き渡っておりました・・・。

あああ。

こんな時に限って定時開始。
前座なし。

しかし、スタッフの方が「まだマクラですから、お席まで案内できます」
と会場に招じ入れる。まじか。2列目センターですよ?
スタッフの方が2列目端の方にテーブルを上げていただくようお願いしている。
女性は怪訝な顔をして睨んでいる。スタッフも少し困っている。
が、そんな中、ぽつんと空いた真ん中までたどりつきました。
とすん。
近い。とても高座が近い。
もー邪魔にならないように、深く腰掛け、
走ったのと会場の暖房で汗がぽたぽた落ちるのも拭かず、
微動だにせず15分が過ぎました。

柳亭小痴楽「浮世床」
上記理由により、あまり覚えていません。
マクラはWi-fiを探しているというエピソードだったので
松之丞さんのことでしょう。
着物はベージュから白に近い上質そうな着物。
みんながわーわー言ったり妄想言ったりしている噺だったような。

神田松之丞「義士銘々伝 安兵衛駆け付け」
18時50分登場
主催の方に何やってもいいと言われたけど
結局指定されている、
最後の白酒師匠だけネタだしせず「お楽しみ」になっているのは
さん喬師匠の「百年目」の長さによる調整のためか、などのマクラ
めっちゃおもろい。
30過ぎて何もせずに飲んだくれてるような男の喧嘩の話と講談へ。
迫力もあり、持ち時間20分があっという間。

柳家さん喬「百年目」
私のは長いだけなんです、と松之丞を受けてのマクラ
はじめのシーン、
番頭さんがみなに小言を言っている様から
もう見えてます、店先が。
小僧を叱るとき、小僧の名前が「まつ」だったんですが、
もともと? 松之丞にかけてる?
そんでもって、
お花見!
鳴り物入り!
豪華ですねー
お酒をついーっと飲む時の仕草や音がきれいでした。
薄い杯で呑んでることがわかりました。
最後の、大旦那と番頭のシーン、
大旦那が鉄瓶にお湯が沸いたか確かめるところ、
お茶を入れるところ、すべてが見えるようでした。
音がない間が長くてもその様子をじっと見ずにはいられない、
そういう素晴らしい芸でした
約60分

仲入り

玉川奈々福「清水次郎長伝 お民の度胸」
浪曲。初です。
うなりうたう奈々福さんと、三味線の沢村豊子さん。
主催者が何でもやっていいいよと言った、と松之丞さんに重ねて来たマクラから。
実は2人で遊んでいるんです、という、
声と音の掛け合いがおもしろい。
非常にわかりやすく、リズムよく説明を挟みながら
おそらく初心者向けにやってくれたので、楽しめました。
そんで「待ってました!」がいちばん多くかかりました。
人気者〜

桃月庵白酒「明烏」
インフルエンザでしばらく休んでいたそうです。
病み上がりってことで、病院でのエピソード。
「B型に罹ったのでA型に罹ったらコンプですね」
うぶな学生時代に裏原宿でピチピチのジャケットを購入したときの店員の話などから。
お楽しみは「明烏」でした。
時次郎が源兵衛と太助に誘われたと聞いた父の表情のいやらしさ。わはは。
源兵衛と太助はキャラ分けがはっきり。
巫女頭を神妙にやる女将。
女が来ず、二宮金次郎を読んじゃった源兵衛は甘納豆を食べ続ける。
病み上がりも影響してか
つっかえつっかえなところもありましたが、
爆笑。
約30分

終演21時20分

旦那Tは「いい流れだったー」と大満足。
白酒さんでは涙をハンカチで拭っておりました。爆笑で。
どうもエピソードなどから世代が同じなので、
噺の中に出てくるちょっとした言葉がツボに入る様子。
クドカンの脚本のように。
だれも笑ってないところでも笑ってた。めずらしいなあ。
しかし、
「小痴楽のマクラはおもしろかったけど、噺は入って来なかった。
 とっちらかっている。噛まずにしゃべってたのになー」とのこと。
初松之丞の感想は
「すごい。レベルが二つ目じゃない。おもしろいし、人気があるのがわかる」
そうか。
Tは私に連れて来られて見ている傾向にあるため、
先入観がなく、非常に感想が素直で参考になります。
ちなみにもとよりぎりぎりに到着しそうだったので、
チケットは別々に持参していたのでした。よかった・・・。

さん喬さんと白酒さんは圧倒的なおもしろさでした。
このようなおもしろい会にまた出会えますように。


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