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2018年01月27日15:52

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キリスト教と茶道

このタイトルでの講演会に行ってきました。私の所属教会ではありませんが、近くにある他教派の日本人教会が会場です。講演者は、ハワイから来られた牧師さんです。

私も10年余りお茶を学んでいますので、キリスト教との関りや、クリスチャンの自分がなぜこんなに日本の伝統文化の茶道に惹かれるのか、自問自答することが度々あり、自分でも茶道とキリスト教との関連は調べたり、本を読んだりしたことがあります。

牧師という職にあられながら茶道に惹かれてお点前もなさる先生のお話がどうしても聞きたく、夜の部の講演に(それに、このために茶釜や衝立を貸し出してもいましたので、、)茶友と待ち合わせて行って参りました。

良かったですよ。

キリスト教の精神とお茶の精神性の共通点や、実際に利休の時代に日本に入ってきていたカソリックのミサを行われる神父さまの所作がお茶の点前所作にも影響を与えていること、聖句が茶室に与えている影響(例えば「狭い門から入れ」が「かがまないと入ることができない躙り口になった」とか)、利休の7哲と言われる高弟のうち5人までがクリスチャン大名であったことなど、私がすでに知っていたこともたくさんありましたが、それより何より、その牧師さんにとってのお茶がどういうものであるか、お茶に関わる姿勢など、私も漠然と感じていた思いを、言葉で的確に言いあらわしてくださいました。一言一言が心にすとんと落ちていくようでした。

そしてレクチャーの後ではお点前も見せていただきました。とても美しい所作でした。祈る気持ちで飲んでくださる相手のことを考えてお茶を点てると言われた真摯な姿を見せてくださいました。感動的!祈りの姿のようでした。「おもてなしの心」は相手を思いやる愛の心ですかね。

私もお茶をやっていて本当に良かったと思えた夜でした。



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