フォトモデル#2

#2
ベッドの反対側に行き，Nさんから背を向け，服を脱ぎ始めます。やはり， 会ったばかりのカメラマンさんの前で服を脱ぐのはちょっと抵抗ありましたね。
服を脱いでいるときのことはあまり記憶にありません。あっという間だった気がします。こんな明るいところで，しかも着衣の女性カメラマンと二人だけの空間でしたが，服を脱いでいくのは不思議と抵抗なかったですね。 以前に絵画のヌードモデルの経験があるからかな。 最後の一枚を脱ぐのも一瞬だったと思います。

全裸になりました。そのままNさんの近くに行きます。 前を隠すこともなく。
絵画モデルの時は，相手と距離があったけど，今回は，包帯を巻いてもらうので，Nさんの目の前に。
目と鼻の先にＮさんがいます。でも，不思議と恥ずかしい気持ちはなかったですね。なぜだろう。
ひとつは相手もヌードということに意識していなかったからかも。男性のヌード撮影は初めてだと言っていたけど，Ｎさん自身もヌードモデルの経験があると言っていたし。相手が意識しないと，着衣の女性の面前で全裸でいても違和感ないものですね。
それからもうひとつは，こういう状況って日常的ではないので，なんと言うか頭の中がふわふわとしていたというか。非日常的な世界の扉を開くことの期待感もありました。

包帯は，腕とか，胸とかに巻かれていきます。 眼帯もしましたね。
そして股間にも。
写真なので陰部が写るのはまずいらしい。
そうそう，今回の作品は，いずれギャラリーに展示されるとのこと。
腰に巻くのではなく，あそこに巻こうとしています。
普通の状態なので，巻きづらそうですね。
巻いても，ぽよんと飛び出てしまう（笑）。
Ｎさんは，何度も巻こうと四苦八苦。 Ｎさんは真剣に包帯を巻こうとします。このときのＮさんはどんな気持ちだったのだろう。知りたいですね。
でも，そんなにされると反応してしまいそう。
堪えましたよ。
結局，あそこをグルグル巻きにするのは断念し，腰に巻いて見えない程度に。
　この時の状況って客観的に見たらどんな感じだったのでしょうね。