時は! 11月末に遡るッ!! 11月23日は勤労感謝の日ということで、新嘗祭をTRPGで祝うことしたワケです(誇張)
システムは、個人的にアレだけ推してるのに気付けば3月ぶりのデッドラインヒーローズ!! しかも実は初PL!!(GMは1回やった) シェンツ先生の自作シナリオで、レッツデッドライン!!
■デッドラインヒーローズ『Only shine, only HERO』
シナリオとGMはシェンツ先生。「ヒーローの存在意義」「ヒーローを取り巻く人のエゴ」など、ヒーローフィクションでのお約束とも言うべき主題(クエリー)を鮮やかに入れ込んだ素晴らしいシナリオでした。
シェンツ先生曰く「DLHは本当にシナリオ作りやすい。30分でできた」 え、30分……? 人の域を超えてますやんか。
NPCもみんな立ってるキャラばかりで……え?大体アドリブ???シナリオ進行の軸となるクエリー・チャレンジという枠組みがしっかりしてるため安定して回せたとのこと。とは言え、それであの煮えた言い回しがぽんぽん出てくるものであろうか。すげえよシェンツ先生は。
というわけで、ヒーローチームの壊滅と、更正したはずのヴィランの暴走から始まる事件に飛び込んだ、死線を潜るヒーローどもは以下の3名です。
▼叶 剣(カナエ・ツルギ)/ゴッズベイン 21歳男性
テクノマンサー メカフィリア/適格者 ストリート/道着
鍛冶神の父から神殺しの魔剣ゴッズベインを託された青年。突然手に入れた力の大きさとそれを振るわざるを得ない世界の状況、それに反し争いを望まない自身の性格の狭間で常に悩み続けながらも、大切なところは絶対に間違えないヒーロー・オブ・ヒーロー。どう見ても名言製造機ですやんか……。あと、自作発明品は戦局をめちゃくちゃ左右するパワに満ちている。
PLは浅間忍さん。
▼鎧塚 黎(ヨロイヅカ・レイ)/ブラックシャウト 10代女性
サイオン 守護者/救出 ストリート系/漆黒の鎧
身体から湧き出る黒きオーラを、甲冑とビームに変えて戦う異能系サイオン。その体質に目をつけた“ファクト”に洗脳されてヴィランやってた時期もあったが、幼馴染(一般人)の涙とビンタで洗脳解除されて更正した。自身の過去に対する贖罪の意識は強いが、PLが手綱を握り損ねるとただの幼馴染大好き病患者となりロールが安定しなくなる。空も飛ぶ。
PLは田中。
▼緋山マガト/レッドバズソー 26歳男性
ミスティック 粗暴/呪い スーツ/異形
元チンピラ。吸血鬼系ヴィランに襲われた際、逆にパワーに目覚め、滅茶苦茶調子にのった血戒術を使いこなせるようになった。その暴虐はデータ面にも反映されており、端的に言ってめちゃくちゃ強い。しかしその力に酔っ払ってヒャッハーした後に急激に醒めてしまい、自分自身のありようについてもう一度地に足をつけて考え始めている。という、スピンオフ作品ですごい人気出そうなキャラをしている。
PLはコバヤシさん。
■雑感
久々のデッドラインヒーローズ、初めてのDLHのPLでしたが、改めてこのシステムのポテンシャルがすごい!!2017を体験することとなりました。
とにかくクエリーとリマークというロールプレイやシナリオテーマ提示の軸が堅牢で、とにかく1回見せ場がある!じゃあここで見せ場にしよう!と見通しをもってプレイするのが凄くやりやすかったです。
データに、ルールに、全てに確固たる意味と意図がある、と強く感じられるのはプレイする際のシステムへの信頼感を強く持てて、これもとてもいいところでありました。
むろんPL陣も負けじと好プレイを連発。コバヤシさんは得意玉の「異能に目覚めたインテリチンピラ」で思う存分オラついたり、関係の深いNPCと情の篭ったやりとりをしたり。「元チンピラ」ってところが「元ヴィラン」のNPCとの強くて情感の篭った関係性に繋がっていて、とてもよかったです。
浅間さんは国内外問わずヒーローフィクションへの造詣が深いことを生かした、ヒーロー名言量産マシーンと化してここ一番でキメまくってくれました。スーパーパワーを持ったヒーローの条件を問うヴィランとの問答で放たれた「僕たち人間にあるのは、何かを選ぶ意志だ」と切って落とした所が特に印象に残ってます。
というわけで、あんまり面白かったんで、帰り道で学園マッドネス即買いッ!! 面白すぎる……やろう、デッドラインヒーローズ!!
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