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2017年12月06日11:36

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真昼の悪魔

真昼の悪魔 遠藤周作 を読了。

池に浮かぶ実験用ねずみ、寝たきり老人への点滴ミス。
関東女子医大附属病院で奇妙な事件が続く。
その背後には良心の痛みを求める孤独な女医の存在があった――

医療ミステリとあるけど、自分にはそんなにミステリという感覚はなかったかなぁ。
女医、とだけ書かれる候補者が数人いて、
最後まで誰だかわからないという趣向はあるけれども。

どちらかといえば、みんなが当たり前に持っているものを
持ち合わせていないが故の、異端者の孤独の方が印象深いです。
フェイトシリーズでいう言峰というキャラを思い出しますね。

私の琴線に触れる題材だったので
ちょっと見方が偏っているかもしれませんけれども。
寂しく悲しく、それでいてぞっとするようなお話です。
やっぱり遠藤先生好きだわー。
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