孫たちが戻り、畑仕事も少しずつ片付いてきた。
あ〜〜〜、山に行きたい!
都合がつくのは、23,24日。お天気もまずまず。
ただ、乗用車が使えない。
軽トラで行くなら車中泊は無理。高速も使いたくない。
あんまり低山は暑いだろう。
大峰の釈迦ヶ岳から八経ヶ岳、弥山に行くことにした。
釈迦ヶ岳に近い太尾登山口からの往復だ。
弥山で今年初めてのテント泊をする。
何度も行っている大峰だが、テント泊したことはない。
釈迦ヶ岳から弥山の縦走は奥駈ではあるが単独では初めてだ。
そう、お馴染みの大峰だが、初めての経験ができる。
車中泊ができないので、うちを午前3時過ぎに出発する。
ガソリンは半分だが、まあ何とかなるだろう。
くねくねで細い所のある国道168号線は好きではない。
できるだけ使いたくない国道だ。
ところが!
新たにトンネルができていた!それも長くてまっすぐだ!!
前に車はいない。
快調に飛ばす。
昔は4時間かかった登山口に3時間ちょっとで着いた!!!
平日の6時過ぎ、まだ車はない。
稜線にはガスがかかっているようだが、そのうち取れるだろう。
仕度をして歩きだす。
太尾の登山口は標高1300mくらいなので涼しい。
やっぱり夏は標高の高い登山口がいいなあ。
中央アルプスも白山も1000m以下の登山口だったから下山後が暑かった。
足元の笹は朝露がびっしょりだ。
ズボンも地下足袋も濡れる。
まあ晴れたらすぐに乾くだろう。
だが・・・なかなか晴れない。
それどころかガスが濃くなってきた。
でも、ガスがかかった山は幻想的でそれも悪くはない。
2時間ほどで釈迦ヶ岳山頂に着く。般若心経を唱える。
風が強い。
ガスの中のお釈迦様は顔もはっきりしない。
弥山まで行くかどうか考える。
様子を見て場合によっては途中の楊枝の宿までにしようか。
でも、この風での稜線歩きは気が進まない。
途中にはちょっと危険な場所もある。天気が良ければ問題ないが、この天気ではなあ〜〜〜
下って前鬼に行く途中の深仙の宿で待機しようかな。
そこからも太尾の登山口への道に出られる。
段々寒くなってきた。
カッパをはおる。
取りあえず下山しよう。
深仙の宿への分岐だ。どうしよう。
いいや、今日はここで撤退!
下山しよう!
しばらく下るとガスが晴れてくる。
青空も見えてくる。
だが、山頂には雲がかかったままだ。
後ろ髪を引かれるように何度も振り返る。
今日は悪くても明日は良くなるかもしれない。
せっかくテントも食料も持ってきたのに・・・
古田の森に着く。
半分下りた。
上のほうはまだ雲がかかっている。
今回はあきらめよう。
11時半に登山口に着いた。
空には雲が多い。
うん、明日はしっかり働いて、明日の分はまた今度別の山に行こう。
やっと気持ちが落ち着く。
ほとんど汗もかかなかった。
涼しい山歩きだった。
十津川温泉の道の駅で足湯に浸かっただけで帰る。
勝浦の自動車専用道の気温の表示が37℃になっている!
スーパーの駐車場に着き、車から降りるとむわっとした空気が立ち込めていた。
うちの中も異常に暑かった。ちなみにうちにはエアコンはありません。
肌寒い山が恋しい。
やっぱり山に泊まればよかった!!!
最後まで往生際が悪い私なのでした。
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