■わずか16時間で停止した質屋アプリ「CASH」、2ヶ月ぶりにサービス再開
(BIGLOBEニュース - 08月24日 11:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=4731365
2ヶ月の間に話がでなくなって、ヒカルので悪目立ちしたVALUに話題性を喰われてこっそりまた「隠れ貸金業」をやってみよう、みたいになっている。2ヶ月くらいで必要なことができるとも考えにくいので、必要なことを書いておきましょう。
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�‖△鮑遒蝓⊆漸阿竜�可を取得する。
��蔵の保管スペースを細かく区画で割る。
平米数と高さで区切る。
アプリケーションで買い取りの本人確認をする前提に立つならば、あとはメルカリのブランド品売買で要求されるように、査定する質物の写真を撮影させて、その際縦横高さを記入させるか、写真から測定する機能を実装する。
質預かりするごとに、自動的に蔵の収納スペースを確保し、他に利用できなくする。
満杯の時は、質預かりのスペースがなくなったので、当座ご利用できませんという表示をさせ、買取のみにする。
質預かりの場合は、査定物が到着し、蔵に保管した時点でお金を貸す。
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質屋とは、質預かりをすることでお金を貸す商売です。
許可要件として、預かった品を保管する「蔵」が必要です。
2ヶ月前のCASHのように、「預かるか」「預からないか」不確定な状態で、また、保管するスペースがない（必要なスペースは決まっている）状態で、お金を貸すことはできません。
「蔵」には、施設要件が厳格に定められていて、許可された「蔵」以外で預かって保管することが禁じられています。
「蔵」に関するその許可要件のハードルはかなり高いです。なかなか作れません。
「質権」とは、「占有」が前提にあって、
質屋は、「他主占有」とか、「占有改定」が認められていません。
ようは、質屋が実際に、現物を預かり、実際に占有する必要があるわけです。
現物を占有し、保管する「蔵」が必要とされます。
2ヶ月前のCASHの場合、「質預かり（占有）」が成立しないでお金を事実上貸すことになるので、実質的な貸金業で、貸金業法や出資法等の影響を受けます。
利率として、2か月で15％は「質屋ならば」OKですが、貸金業ではアウト（メルカリ貸金業法のはなし
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962150590&owner_id=65933753&full=1）です。
CASHの運営元は古物商のみを取得していて、実は質屋の許可も貸金業の許可も取得していませんでした。
仮に古物商としての一部前払いだとしたら、適法の可能性もありますが、過去、質屋組合に所属していない質屋で、質預かり品の査定額より、明らかに高額で貸し付けた部分は、事実上の貸金業であり、質屋営業法の範囲外のやり方をしている、と裁判で判断されたことがあります。
2ヶ月前みたいに、本来の査定物の価値を上回る代金の前払いばかりしていると、まず裁判で勝てません。
実質が貸金業であると判断された上で、買取物の査定額より大きな額の前払いで、違約金15％（2ヶ月前の手数料は、15％だったけどさ）を取ると、首が飛びます。
気を付けましょう。
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