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2017年07月28日00:10

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災害列島

7月5日から6日にかけ、
福岡県と大分県を中心とする九州北部で
集中豪雨が発生。

発達する雨雲が組織化され、
線状に伸びた積乱雲が同じ地域に
次々に豪雨をもたらす線状降水帯が、
各地で1時間に100mmを超す、
猛烈な雨を降らしました。

福岡県朝倉市では、3時間で約400mm、
つまりは40cmという途轍もない雨量になり、
桂川が氾濫。

50万人以上が避難を強いられ、
30名以上の方々がお亡くなりになりました。

さらに、梅雨前線の活動が活発化。

秋田県を中心に再びの豪雨となり、
秋田県南部を流れる雄物川が氾濫しました。

秋田豪雨の影響で、大仙市のJR奥羽線では、
線路脇の地盤が2カ所、
最大60メートルにわたって崩落。

秋田新幹線が通行不能となっています。

秋田新幹線は、盛岡−秋田間で在来線を走るミニ新幹線なのです。

昨年の熊本地震で大きな被害が出た
阿蘇市では、今でも各道路が通行止めになっており、
鉄道(豊肥本線)も復旧していません。

阿蘇市を車で走ると、陥没した地盤、巨大な山崩れ、
波打つような道路など、震災の爪痕をあちこちに確認できます。
(余談ですが、昨年の熊本地震の際に、
 地盤が割れ、そこから温泉が湧き出してしまい、
 田植えができない田んぼがありました)

熊本市に向かうメイン道路である国道57号が、
阿蘇大橋崩落の影響で通行止めであるため、
山越えの裏道で行き来するしかありません。
(常に渋滞しています)


我が国は、まさに「災害列島」です。

大震災はもちろん、梅雨という「雨季」があり、台風も来ます。
水害、土砂災害が多発する国家なのです。

その日本国において、未だに土木工事、
治水工事、交通インフラの整備など、
公共投資について嫌悪感を持っている国民が
少なくないのは、実に愚かなことです。

このまま公共投資の抑制を続け、
土木・建設の供給能力が減り続けています。

やがて、我が国は自然災害から復旧、
復興ができない国へと落ちぶれることになります。

まさに、発展途上国化です。

政府は諸悪の根源である
「プライマリーバランス黒字化目標」を破棄し、
護岸工事、防潮堤建設、建築物の耐震化、
さらには各種交通インフラの整備を含めた
国土強靭化に乗り出さなければなりません。

現在の日本政府は、
国民を「見捨てている」のも同然なのです。

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