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2017年07月07日21:47

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消防団の在り方

■犠牲の消防団員、最後まで避難呼びかけ 九州豪雨
(朝日新聞デジタル - 07月07日 17:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4657171

まず殉職された消防団員にご冥福を。一消防団員として尊敬いたします。

消防団員ってのは公務員である。
「地方公務員非常勤特別職」という。
ボランティアみたいなものだが決してボランティアではない。
消防団っていうと何かと偏見に満ち溢れているのでそこらへんの話は前に書いたこちらを(お金の話です)。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959351911&owner_id=26300213

さて、皆様もご存知だが消防団は地域の防火、防犯、防災を担う言ってみれば自警団のような組織。
当然火災があれば出動するし、地域の巡回をして防犯に取り組んだり、有事の際には地域に密着してあらゆる作業をすることになる。
今回の豪雨災害で亡くなられた消防団員の方は職務を全うして殉職されたわけだが、このように命を賭して職務を遂行しなければならない。
当然このようなケースは稀だが消防団員として活動するならどこかに覚悟を背負わなければならないだろう。

私がこんな風に思うようになったのはポンプ車操法大会に出場が決まった一昨年くらいからである。
選手として貴重な経験をさせてもらった事に感謝すら覚えるし、やって良かったと確信をもって言える。うちの団員も同じ事を言うだろう。

先日我が町の消防団の合同規律訓練に参加してきた。
我々の8部からは役付き5名と新人3名の計8名の参加だったのだが、まぁ新人は仕方ない、できなくても。これを機に私たちが教えていけば良い事だ。
んで私含め役付き5名中4名は操法の選手として昨年みっちりやったので条件反射で動けるくらい身に付いているわけだが、訓練に全く参加しなかった1名は全くダメ。上がこれでは下に示しがつかない。
これは町全体に言える事であって、我が町の消防団で操法の経験がある部はうちだけである。余所の部はまるでダメ。
最も我々も操法がなければまるでダメだったわけだが・・・。
訓練の休憩時間に喫煙所で一服していると消防署の分署長に話しかけられて「君たちは操法やったんだね、何人か全く動きが違うからすぐに分かるよ」とお褒めいただいた上に貴重な話を聞けた。
ここが本題。

「我々消防署も、消防団も同じなんだ。当然自衛隊も同じ。いざっていう時に住民の不安を和らげてあげられるのって我々制服なんだよ。
つまり制服ってのは盾で、盾を持つ者としての自覚を持っている事が大事な訳だ。
君たちは訓練を積んで自覚をもっているが消防団員全員がそうではないのも分かっている、だからこうして我々署員も指導に来るんだがね。
少しでも多くの消防団員にこの事を理解してもらいたいものだよ。」

そう、これが消防団のあり方だ。
私もおぼろげながら理解はしていたが、言葉という形で明確なものにしてくれた消防署長に感謝しながら仲間に伝えていこうと思っている。

もしこれを読む消防団の方がいらしたら是非仲間にも伝えてほしい。


んー、なんか久々に真面目な話したなぁ。


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