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2017年04月09日21:34

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「お前を守る神さんはお前の中におる」

心に残る贈り物 あなたの人生を変えた言葉は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=116&from=diary&id=4519575

大卒で就職した熊本日赤をたった2年で体調を崩して辞め、実家に戻ってきた時のこと。
家の階段を2階に上がるのも辛いくらい弱っていた私は、仕事もしないでただ寝ている日々でした。
朝は9時過ぎまで寝ている私の隣の部屋で、元気で早起きで少し耳が遠い祖母は毎朝8時15分になると必ずNHKの連続テレビ小説を大音量で見ていました。
その時放送されていたのが『ふたりっ子』。双子の姉妹の話で、片方が将棋の棋士になるという話でした。
テレビは見ていないものの、祖母の大音量のおかげでストーリーはなんとなくわかっていた私。その回は将棋の師匠である『銀じい』という人が亡くなる話でした。
もうすぐ息をひきとる銀じいの枕元で、「嫌だ!死なないで銀じい!」と叫ぶ棋士の少女。
「銀じいがいなくなったら、誰が私を守ってくれるの?」
と問いかける少女に銀じいが言ったセリフです。

「お前を守る神さんは、お前の中におる」

そう言って銀じいは息をひきとります。
「銀じい〜〜!!」
と泣き叫ぶ少女と一緒に、私も布団の中で自然と泣いていました。
その言葉は、仕事もなくて病気も悪くなってこれからどうしよう、と思っていた私の中にスーッと希望のように入ってきました。
そうか。私を守る神様は、私の中にいる。
それは、「自分の人生は、自分でなんとかするしかない」という厳しい現実を改めて認識するのと同時に、「でも大丈夫、きっと守られる」という確信みたいなものも私にくれた言葉でした。
この銀じいのセリフを祖母は覚えていないと思うし、私がこんなに勇気づけられたことも知らないけれど、私はこの言葉は、祖母からもらったのだと今でも思って感謝しています。

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