mixiユーザー(id:2596031)

2017年05月24日22:10

172 view

東宝の戦争映画

東宝映画は怪獣映画の印象が強いですが、同社が得意とするジャンルは、戦時中に公開
された、ハワイ・マレー沖海戦雷撃隊出動、等の戦争映画でした。むしろ怪獣映画とは
戦争映画の変形と言うべきでしょう。
 終戦後間もない1953年に製作された東宝映画「太平洋の鷲」では、実物大のセットや
ミニチュア特撮の他、戦闘場面にはハワイ・マレー沖海戦、雷撃隊出動、加藤隼戦闘隊
の映像を流用しています。モノクロなので戦時中のに撮られた映像が入っても、余り
違和感が有りません。
 1960年に公開された映画「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」はカラーで
日本海軍の駆逐艦に扮した海上自衛隊の護衛艦「DD-105 うらなみ」と、旧日本海軍機
に扮した「T-6テキサン」が登場しました。

太平洋の鷲
1953年:東宝
監督:本多猪四郎 
特技監督:円谷英二
出演:大河内伝次郎、二本柳寛、清水将夫、三船敏郎、三国連太郎、小林桂樹、志村喬

ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐
1960年:東宝
監督:松林宗恵
出演: 夏木陽介、小林桂樹、佐藤允、上原美佐、加東大介、鶴田浩二、三船敏郎

松山基地「343航空隊」の紫電改の活躍を描いた「太平洋の翼」には、海上自衛隊
の護衛艦と魚雷艇が登場します。

 近年の戦争映画で俳優が演じる軍人は現代人のコスプレにも見えますが、古い映画
が製作された頃は戦中派が存命だったので、立ち振る舞い等が本物の軍人らしく見え
ます。

3 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年05月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る