■税務調査、「門外不出の」手口と内幕を元国税局職員が暴露…追及厳しくなるNG行為
(Business Journal - 05月16日 06:13)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4573790
元会計事務所勤務でしたので、税務調査の立ち合いをしたことがあります。
税務調査で体験した事を徒然なるままに。
<軽率な発言は控える>
奥さんが経理をしている典型的な家族企業の税務調査の時です。
雑談とかで「良好な関係を築くこと」が出来ていたと思います。
それでも幾つか誰もが認めるウッカリミスが見つかり、修正申告は避けられない状況でした。それに対し奥さんが
「しょうがないです、好きなようにしてください」
と言うようなっ事を言いました。その瞬間調査官の表情が変わり
「絶対そんなことを言っちゃダメです。好きにしていいんだったら重加算にしますよ」
と言いました。
そしてづぐにまた、温和な表情と口調の「良好な関係」の調査官に戻りました。
<利益享受の禁止>
幾つかのコンビニを経営しているフランチャイジーに税務調査が入りました。
他の支店への移動の時にタクシーを利用する事になり、会社側は社長・経理担当者2人、会計事務所が所長と担当者(トム&ジェリー)と5人なので、タクシーは2台で余裕があります。そこで、
「調査官さんも一緒に乗っちゃいませんか?」
と聞いたら、
「そういう事は出来ない事になっていますので、別のタクシーで行きます」
と言われました。
<時間潰しの代償>
2日間予定の税務調査で、1日目で概ね調査が終わったように思えました。
調査官も「あと半日くらいですかね」と言いかえっていきました。
すると所長が「あと半日雑談でつぶせば帰っていくでしょう」と言って担当者(トム&ジェリー他)に任せました。
翌日、言われた通り雑談で半日潰すと、
「すいません、半日で終わらなかったので、もう少し調べさせてください」
だそうです。
トム&ジェリーたちは、内心で会社の人に平謝りしていました。
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