19日、ずーーっと行きたかった矢野顕子と上原ひろみのジョイント「ラーメンな女たち」を観に、上野に行ってきました。
去年は「チケ獲れないにもほどがある」状態で撤退することに。今年は幸いにして一発獲得でき、超wktkで当日を迎えました。
まず感じたことは、会場の音響がパねぇだろ、ということ。
今回同行してくれた、マイミクにして畏友・しかもイベントのスペシャリストであるいりおもてが、「ここは凄いぞ」と言うので、さらに期待が高まったことです。
本当に、会場内のビジュアル、壁面の凸凹を見るだけで「ただならぬ感」溢れるライブでした。
感想を一言で言えば、「凄いものを観た」。
どでかいホールにピアノ2台で、こうも大変なことができるんだという驚き?
まぁただただ、凄かった。
上原が超絶技巧のジャズピアストだということは、予備知識で入っていたけど。
まあー凄いわ。歌唱以外ではほぼ彼女に魅せられた夜でした。
休憩明けの1発目で演奏された、ガーシュインの「I Got Rhythm」はま・さ・に・圧巻。当夜一番の歓声に包まれたパフォーマンスだったかも知れないです。
セットは、上原が矢野に書いた曲が3、4曲で、あとは矢野の曲のアレンジ+スタンダード的な感じでしたが。
何が凄いといって、2人のアンサンブル。
上原はガンガン行く自分のスタイル。矢野は、たぶんそれに合わせている的な感じ。
そもそもピアノテクニックにおいては、「横溢する若い才能」VS「老獪な年増の手練手管」だと思っていたけれど、その通りの展開でした(≧▽≦)。
同行の畏友・いりおもては「2人の演奏は全然違う」と言っていたけれど、俺はそうは思わなかった。
ハイパーに行く上原の演奏に対し、矢野もコードを合わせながらトップスピードで駆け抜ける。カ・イ・カ・ン
![るんるん](https://img.mixi.net/img/emoji/72.gif)
楽しめました(≧▽≦)。
楽器がピアノしかないから、2人が拍をとる足音が客席で聞こえる。
1小節を何分割しているのか、16かと思えば3連や付点が入って12?24? むちゃくちゃ複雑なパッセージが、2人の拍を踏む足音に収斂されていく。それを聴くことははこの上ない快感でした♪
凄すぐる。
あと特筆すべきは、2人の間奏におけるインプロヴィゼーション、でしょうね。
幾多のロックミュージシャンのアドリブプレイを見ている俺ですが、今回はちょっと次元が違った。
おそらくは、1に「楽器の数が少ない」2に「ジャズコードかつ使うコード数が多い」というところかと思うけど、無茶苦茶凄い。フリープレイから主題に戻るタイミング、さらにはエンディングをバシッと合わせる関係性とか、非常に見どころが多いです。
なぜこのライブが矢野顕子メインでIクレジットされているかといえば、やはり彼女の歌唱が凄いからだと思います。
聴いた感じ、原曲云々でもなく、なんなら「音程も関係ない」的な存在感でした。
上原のテクニックが凄いだけに、それと渡り合う矢野のヴォーカルのどんだけ感が際立つ。
プラス、2人の編曲能力。
美空ひばりだろうが笠置シズ子であろうが、ピチカートだろうがオチャラカほいまでも楽曲に仕立て上げる凄さ。
たぶん、スタジオに2人入って音作りをする時間、めっちゃ超楽しいんだろうなと想像するだけで(≧▽≦)。
当日のハイライト・チューンは、やはり「ラーメンたべたい」。冒頭ノッケと本編の最後に、バージョン違いで演奏されました。
「ラーメンな女たち」のタイトルにふさわしい演奏だったと思います。
本編ラスト、「バンっっ
![exclamation](https://img.mixi.net/img/emoji/74.gif)
」と終わると同時の大歓声。鳴りやまない拍手。そしてスタンディング・オベーション。
本当に凄かったのですよ。
見返すと、書いても書いても「凄い感」伝わらないな、と思います。マイミクの皆様には、機会があったら是非観に行ってほしいです。
至福の時間。コレに払うカネを惜しんでる場合じゃない(≧▽≦)。
大興奮、なのです。
☆セットリスト☆
ラーメンたべたい
東京は夜の7時(Origined by:PIZZICATO FIVE)
おちゃらかプリンツ
真っ赤なサンシャイン
DREAMER
飛ばしていくよ
I Got Rhythme(Origined by:G.Gershwin)
SUPER FOLK SONG
CHILDREN IN THE SUMMER
こいのうた
ホームタウン・ブギウギ
ラーメン本気でたべたい
そこのアイロンに告ぐ
GREEN TEA FARM
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