於:第一生命ホール
(前半)
ベートーベン
交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
(後半)
ベートーベン
ピアノ協奏曲第5番ホ長調 作品73「皇帝」
(ソリストアンコール)
リスト
愛の夢 第3番
(アンコール)
ベートーベン
ピアノ協奏曲第5番ホ長調 作品73 第三楽章(後半)
指揮:畑農敏哉
ピアノ:田中良茂
桜を豪快に散らす南風の中、晴海のトリトンスクエアにベートーベンを聴きに行ってきました。
Bで始まる作曲家(とりわけベートーベン)にこだわるこのアマオケの演奏レベルは結構高く、昨年に続きの拝聴です。
華やかなドレス姿の演者が多いなあ、とぼんやりしていると、いきなり「英雄」の最初の2発の和音で鳥肌です。
アマオケで鳥肌は久しぶりでしたが、実に揃った縦の線が整然とエロイカの3拍子のソナタを奏でます。始まって数秒でもう指揮者と弦楽器群に釘付けです。
2楽章の葬送行進曲も良い意味でけだるい感じが出ていて素晴らしく、3楽章、4楽章も一瞬のスキも聴衆に与えません。オーボエも素晴らしい。
技術だけでなく、表現(表現も技術かも)も間違いなく高いレベルです。
興奮してやや疲れて皇帝へ。 後半は優雅に落ち着いてピアノを・・と思いましたがこちらも最初の数小節で覚醒はいきなりピークに。
前回、この方のピアノちょっとこもった感じであまり好きでなかったのですが、今回は2Fに席を替え音響対策もバッチリ。クリアで鮮烈な音が立ちあがります。素人目にちょっと省略?
っぽい部分はありましたがクオリティが高いオケの演奏とピアノが相まって「ミサイル」の事も一瞬忘れました。。
後半にピアコンを後半に持ってくるあたり、ソリストに対するリスペクトが徹底している気がします。それと今回拍子というか音と音の間がシャープで、こういう音はB専門のオケでないと出せないのだなあ、と感心しきりでした。それとやはり生はいいです。
写真はホールロビー常設 2017.4.15
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