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2017年04月09日22:26

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幻と云われたもの

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種々の植物の中で何故蘭に惹かれたのだろう
子供の頃に親戚の大きな庭に色んな花が植えてあったが蘭を語る時に誰もが嬉しそうに話すのを聞いているうちに蘭は特別なものという意識が芽生えたのかも知れない
珍しいものは蘭以外にもたくさんあるのに蘭だけ貴重品扱いをする
その内に蘭の魅力にはまっていった
危険を省みず崖を登り崖をおりた
熊を見掛けたこともあった
最初に見つけた蘭は春蘭

そしてコケイランやサイハイランなどをエビネかなと思いながら育てていた
その後、母が数種類のエビネを購入してきたものと比べると全く違う事がわかり花が咲いて初めて別種とわかった
匂いはサイハイランの方が上品だったかもしれない


ある晴れた日曜
確かゴールデンウィークだったと思うが山菜を探しながら分け行った薄暗い杉林の中
道路から泥濘んだ場所を抜けるとそこには夢のようなエビネの群生
場所により茸の匂いがするこげ茶の花に舌は淡い桃色の花と周りがくすんだ緑に舌が白の香りの良いエビネが所狭しと並んで咲いていた
現在も実家の庭でゴールデンウィークになるといい香りを漂わせる
実家で育てていたエビネも年を追う毎に花数が減り、咲かない株も増えていた
5年前、地面を掘り起こし、牛糞、鶏糞、腐葉土、赤玉、鹿沼土を大量に入れてエビネの床を作って1ヶ所にまとめた

先月、見たところでは一時期の花畑に戻りそうなくらい復活してきている
山と違って土が年々痩せていき、気がつかなければ消えてしまうところだったかもしれない

初めて発見する前に購入していたエビネは、キエビネ、タカネエビネ2種、トクノシマエビネだったが、その後、私が購入したコオスエビネ×サルメンエビネの交配種や素心のエビネなどもあった
母が知り合いからもらった未開花株は、まだ謎のまま
その他、コオズエビネと真っ白の大花の交配種

写真はジエビネと呼ばれる日本全国に自生する身近な野生蘭
ネットで探したがこんな感じの花だったかな

ジエビネ編

つづく

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