mixiユーザー(id:168768)

2017年03月09日01:15

251 view

VS茶粘師

【TRPG感想】
先日は水無月さんがGMの魔獣戦線(注1)でした。

実に1年と3ヶ月ぶりの魔獣戦線。
気合いを入れて臨んだ甲斐のある、とても楽しいセッションでした。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):綾羅木晃(アヤラギヒカル)
性別/年齢/種族:男/42/人間
クラス:女帝
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/hk/hk038.html

攻撃・回復・浄化と万能守護神「緋華琉」に守られた役者さん。

基本前衛ですが、役者という能力を活かしてかなりどこへでも調査に行きます。
正直派手な動きをするキャラクターじゃないんですが、安定した成果を出せる職人っぽい感じです。

今回も頭の緩そうなチャラ男に対して怒るでもなく、かと言って媚びへつらうわけでもなく、冷静に対応してました。

ロール的特徴:
上記のように、派手な動きはしない晃さん。
でも晃さんがシーンにいるときちんと突っ込んでくれるので安心して色々できる(笑)。
そういう意味でも頼れるキャラクターです。

その他:
2017年から聖騎士になった晃さん。
地味なキャラでも経験を積めば聖騎士になれるという実績を作ってくれた地味キャラの星(笑)。
PLの妖斗さんのもう1人はけして地味とは言えないキャラなんだが、反動だろうか……。

■名前(PL名):松原柔(マツバラヤワラ)
性別/年齢/種族:女/20/人間
クラス:戦車
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM07.htm#20

なんだか久々に見た気のする正統派格闘タイプの戦車の騎士。
PLさんのリアクションの早さも相まってなんだかくるくる感情の変わる子って感じでした。

今回のシナリオをハッピーエンドにできた立役者。
彼女がNPCからきちんと話を聞いてチョコレートを預かることができたからこそあのハッピーエンドに辿り着けたと言えるだろう。

ロール的特徴:
そんなわけでリアクションが楽しい女の子に見えました。
ただ、感想を聞く限りもうちょっとクールな感じに演じたかったのかなぁ。
フィロス的にはTRPGのPCは少しリアクション過剰なぐらいがちょうどいいと思ってるので、この方向性は嫌いじゃないんですが。
まあ、そこはPLさんの好みもあるので色々かな、と。

……シリアスな世界だからって寡黙なキャラしかやっちゃいけないってわけじゃないんだぜ。

その他:
というわけで今回魔獣初参戦の海星さんです。
フィロスもたいがい口数が多い方ですが、海星さんもかなりリアクション早くて快適でした。
やはり文字情報しかないIRCでは、「黙っているという発言」をできる人はプレイングうまいなーと思います。

■名前(PL名):羽遠瞳(ウオンヒトミ)
性別/年齢/種族:男/34/犬妖怪まじりの人間
クラス:戦車
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/hk/hk020.htm

ご存知変身ヒーロー。
純戦闘型の瞳です。

今回はダイス目に泣かされつつも、個人的にはピンチを演出できたので結果オーライ(苦笑)。
……結果オーライなんだ!(言い聞かせる)

弱点をきちんと封印できたし、裏技までほぼ読み切っていたので満足満足。
決め台詞もちゃんと言えたしね。

ロール的特徴:
決め台詞は項目的にこっちか。
柔ちゃんが瞳並みに熱い娘だったので、いつも瞳がハッスルする戦闘前会話はお任せ。
こうやって熱血キャラも世代交代していけると面白いなぁとか思ってたら、戦闘後に瞳の見せ場がありました。
GM曰く、最初から予定していたとのことなので、水無月さんスゲー。

新情報判定も思っていたほど難しくなかったので、楽しめました。
水無月さんスゲー。

その他:
魔獣戦線久々参加のフィロスでした。
今回はある意味魔獣らしく、ある意味魔獣らしくないセッションだったのでとても楽しかったです。
やり切った感があるのはいいゲームだった証拠ですよねー。

◆粗筋
例によって魔獣戦線は「登場」「邂逅」「調査」「集合」「戦闘」「退場」に分かれてるのでそれにそって粗筋をまとめます。

実際のセッションのログはこちらで見ることができるのでこちらもどうぞ。
http://www.kazagakure.net/~server-admin/irc-log/maju-butai/20170304-TRPG.txt
http://www.kazagakure.net/~server-admin/irc-log/maju-butai/20170305-TRPG.txt

■登場フェイズ
晃さんは北海道のロケに行く途中で、
柔ちゃんは学友から噂を聞いてから本部から電話で、
それぞれ北海道の魔獣退治の依頼を受けます。

そして瞳は例によって遭遇戦(注2)です。
事前情報だと「茶色いスライム」と表現されていたのが溶けたチョコレートと判明。
そして、魔獣の本体はチョコがもらえなくて嫉妬している少年……。
この時点ではなんだかポンコツ魔獣っぽい臭いがしてきました(笑)。

魔獣「オマエモ家族カラシカ、チョコヲモラエナイオーラヲ感ジル」
瞳「うるせぇ! 社内からそこそこもらってるよ!!」

みたいなネタっぽいやり取りを楽しんでいると時間がなくなったので魔獣戦闘開始。
安定の期待値である出目4を出してフィロスが凹んでいるとGMは出目11を出してドヤ顔したり。

GMから「逃げていいよ」と演出されたのに去り際に放った一言が魔獣の逆鱗に触れてGMを困らせてみたり。

■邂逅
瞳が柔ちゃんに「(鍛えてるという意味で)いい身体してんな」とかセクハラしつつ合流。
晃さんがちゃんと突っ込んでフォローしてくれるから安心して暴言を吐けます(マテ)。

最新情報では
・魔獣の正体は悠介という学生。
・学校でいじめられていた。
・襲われたけど無事だった男がいる。
・いじめていたグループで唯一生存している詩織という女の子がいる。
ということがわかりました。
男の方に晃さん、女の子の方に柔ちゃんが行くことで決定。

このあたり、合流するときにちょっと瞳がロールプレイのネタを投げすぎて時間をとってしまったかもしれない。反省。

■調査
晃さんが男のいる病院に行くと、ハーレムを侍らせるチャラ男が。
ただ晃さんは落ち着いて情報収集。
新情報判定ではNPCから話を聞く「情報収集」をした後に、NPCに推理を伝える「推理披露」というのが増えました。

GM「まあ、「推理披露」と「情報交換」ってゲーム的には効果同じなんだけど」
GM「推理披露はドヤ顔できるっていうメリットがある!(どやあ)」
フィロス「失敗すると逆に、チャラ男からドヤ顔で指摘されるっていうデメリットもありますけどね」

しかし晃さんはしっかり弱点を見極め、チャラ男から賞賛を受ける。
かっこいいなぁ。

柔ちゃんは魔獣が現れてから引きこもってる詩織さんのところへ。
そこでわかった驚愕の事実。

・実は詩織さんは悠介君が好き。
・自分はいじめられないようにしながら、なんとか彼をかばってきた。
・バレンタインにチョコを渡そうとしたが、いじめっ子たちにばれてチョコを激辛チョコとすり替えられた。
・絶望した悠介君は魔獣になった(推定)。

「彼が魔獣になったのは自分のせいだ」と泣き崩れる彼女と共感して涙を流す柔ちゃん。
いいシーンでした。(注3)

そんな感動的なシーンを挟みつつ、新情報判定を駆使して結果的に弱点2つとも判明。
フィロスの個人的な感想としては、前の情報判定よりも汎用性が落ちた変わりに何をすればよくなったかわかりやすくなった感じがしました。
ただ、ぱっと見専門用語が多いので複雑に見えるのが難しいのかも。
この辺りはルールの表記の仕方とか工夫すると見やすくなったりするのかなぁ。
今の情報判定のページは大項目、中項目、小項目が全て同じ見出しになっているのでセッション中に少し見づらく感じました。

■集合
集まって弱点と裏技について相談。
そこで瞳が「助けられるなら助けたい」と持論を展開。
2人も協力してくれることになりました。

■戦闘
公園で対峙する魔獣と騎士たち。
柔ちゃんが詩織さんから預かっていたチョコレートを、詩織さんの思いと一緒に食べさせると暴走したように暴れだす魔獣。

この流れが綺麗だったんで、瞳はいつもみたいに出しゃばらないようにしました。

1番手の瞳が作戦通り裏技までカバーして、いざダイスをふると……ダイス目は2orz
対するGMがにやにやしながらふったダイスは6ゾロ!!
一瞬あの世が見えかけましたが、なんとか弱点をきちんと封印していたおかげで僅差の勝利。

そこから先はスムーズでした。
柔ちゃんが攻撃のターンで裏技対策がすっぽ抜けて反撃されましたが、これは力でねじ伏せ。
悠介君の肉体に取り付いていた蛇っぽいミミズっぽい魔獣を退治することに成功。

しかし、無傷とはいかず、近くの病院に緊急搬送することに。
「運ぶ」といえば瞳の出番ということで瞳が運ぶ途中で、

悠介「……あなたは、いったい何者なんですか?」
瞳「通りすがりの運送屋だよ」

決め台詞言えたー!(笑)

あと柔ちゃんが詩織さんを病院に連れてきてくれました。

■退場
体調不良で落ちた柔ちゃんは退場がありませんでしたが、他2人も無難に日常に帰っていきましたとさ。

騎士たちが去った後、目覚める悠介君の傍には、詩織さんがいました。
そして2人は見つめあい……ハッピーエンド。

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:5点
ストーリー:5点
ボーナス:4点

ロールはかなり満点に近いんだけどなあ。
量、質共に申し分ないはずなんだけど。
NPCとの掛け合い、PC同士の掛け合い、熱い台詞、ネタ的な台詞。
あと足りないのはなんだろう……積み重ねたロールプレイみたいなものかなあ。
ゲームは、瞳単品で見るとぐぬぬ案件だけどあれはダイス目のせいだし、全体を通して見れば弱点二つ見つけた上にきちんと裏技も把握していて、それなりにスリリングな展開で楽しめた。
勝利がわかってるけどひやっとするぐらいがちょうどいいよね(笑)。
ストーリーも、基本ビターエンドが多い魔獣戦線では珍しいハッピーエンド。
たまにこれがあるから、常に努力し続けたくなるんだよなぁ。満点!
ボーナスは、久々に遊べた魔獣戦線がやっぱり楽しかったこととロールのもやもやの分で+1点かな。

◯良かった点
・さわやかさんが生きていた!

◯悪かった点
・ルールわかりづらいのかなぁ?

では解説。

・さわやかさんが生きていた!
2016年頭辺りから「さわやかな魔獣戦線」という言葉が流行っている。
これは2015年忘年会で「来年のテーマは?」みたいな話の時に「さわやか」と発言されたことが発端と思われる。
そこから時が経ち、水無月さんが「さわやかだよー」と雑談していて「さわやかに見せかけたドロドロの物語」などがあり、「さわやか(魔獣戦線)」とか「さわやかさん息してない」というネタができた。
そこから転じて、今回のようなハッピーエンドな物語を「さわやかさんが生きていた」と評したりする。
もちろん「さわやか」の定義は個人の主観によるが、2016年には大ヒット映画「君の名は」をモチーフにしたセッションが「さわやか」だと言われている。
水無月さん曰く、「これからどんどんさわやかにいくよー」とのこと。
期待していいんですね?!(笑)

・ルールわかりづらいのかなぁ?
魔獣戦線の感想の二回に一回ぐらいはこれ言ってる気がする(苦笑)。
昨年に魔獣戦線のルールは少しバージョンアップして調査判定周りが変わった。
フィロスはそれを認識していたので、注意深く新ルールを読んでセッションに臨んだわけだが、他のお二人はそうでなかったようだ。

魔獣戦線のルールは、他の商業ルールに比べるとかなりシンプルだと思うのだが……。
それはフィロスが長く続けてるからなのかなぁ。
なんてことを呟いていたら知人から
「そもそも最近はゲームするためにルール読む人の方が少ないよ」
「ルールが多いとか少ないとか関係なしに、やりながら覚えるみたいな人が多い」
と言われた。
隙間時間を狙ったスマホゲームとかならまだ理解できるんだけどなぁ。
一回数時間かかるセッションに対して、失敗しないように準備するのは当たり前だと思うんだけど……。
実はそもそも「失敗」という定義自体がずれてるのかもなあ。
ううむ、最終的には遊びに対する個人の姿勢なだけに強制はできないし、難しい……。




というわけで久々の魔獣戦線でした。
とにかく魔獣の素体を救える珍しい話だったのが嬉しかった。
そして瞳の活躍の場面をきちんと想定されてる水無月さんに感謝!
晃さんは安心できるし、と柔ちゃんも熱いいい子だし、とっても楽しいセッションでした!!

0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年03月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031