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2017年02月05日19:15

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みなおし?

法輪は、仏教の教義、特に釈迦が説いた四諦・八正道の別称ニャ。

法輪は、仏教の教義を示す物として八方向に教えを広める車輪形の法具として具現化されたニャ。

卍と共に仏教のシンボルとして信仰され、寺院の軒飾りにも使用されたのニャ。

中国では道教にも取り入れられ、教義を示す用語として使用されているニャ。

法輪の「輪」とは古代インドの投擲武器であるチャクラムを指すと見られているニャ。

チャクラムは、古代インドで用いられた投擲武器の一種ニャ。

チャクラムは、日本では戦輪、飛輪や、円月輪とも呼ばれ忍者が使用したものニャ。

ちなみにチャクラとはサンスクリットで「輪」を意味する中性名詞の語幹ニャ。

チャクラムは、投擲武器としては珍しく斬ることを目的としているニャ。

チャクラムの直径は12〜30cm程で、真ん中に穴のあいた金属製の円盤の外側に刃が付けられているニャ。

投げ方は二通りあり、円盤の中央に指をいれて回しながら投擲する方法と、円盤を指で挟み投擲する方法ニャ。

ヒンドゥー教の神であるヴィシュヌも右腕にこの円盤をもつとされているニャ。

人々の煩悩が僧侶から説かれた仏教の教義を信じることによって打ち消されるさまを、転輪聖王の7種の宝具の1つであるチャクラムに譬えた表現であるとされるのニャ。

そこから、仏教では教義である法輪を他人に伝えることすなわち転を転法輪と言うようになったニャ。

転法輪は別名、転梵輪ともいいますよね。



法輪については、釈尊が説法して人々の迷いを砕く有様を戦車が進んでいって敵を破ることにたとえたものと言う見方もあるからニャ。

実際のところ正体が不明なのね。
それで、古代インドにあった武器で印象の似ているものを、恐らくこれであろうってことかしら。

ならば、新たな説を唱える余地もあると言うことでニャ。

実は釈尊には、中東系の可能性があるのニャんよ。

何しろ、こんな本が出るくらいニャ。

「仏教メソポタミア起源説」「『ブッダの謎』─仏教西アジア起源論」。

法輪のイメージとして釈尊の思い描いていたものは、中東由来の可能性は否定できないってことかしら。

聖書の創世記に、この記述があるニャ。

創世記 3章 24節

神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。

神は、言いつけに背いて知恵の木の実を食べた結果として死を知る必要が出てきたアダムとイブが罪を得たままで命の木の実を食べて永遠の命を得ることが無いよう、ケルビムと、回る炎のつるぎとで命の木への道を守らせたわけニャ。

このケルビムも輪と関係があるニャ。

エゼキエル書 10章 6節

彼が亜麻布を着ている人に、「回る車の間、ケルビムの間から火を取れ」。と命じた時、その人ははいって、輪のかたわらに立った。



そしてこのケルビムの正体として、グリフィンとスフィンクスが候補に挙がってきたのニャ。

スフィンクスはすでにおなじみだろうから、グリフィンについて紹介するニャ。

グリフィンはグリフォン、グライフ、グリュプスとも呼ばれる伝説上の生物ニャ。

一般的には、鷲あるいは鷹の翼と上半身、ライオンの下半身をもつとされるが、ライオンの頭で表現される場合もあるのニャ。

グリフィンには車をひく役割があるとされるほか、面白いことに、ローマ時代になるとシリアやパレスチナ周辺でグリフィンと一つの車輪という図像が突然現れると言うのニャ。

問題は、ケルビムと炎が深い関係があることニャ。

古代から中東には王家の象徴として太陽をかたどった紋章があったニャ。

なんと、日本の天皇の象徴である菊花紋とそっくりでしたっけ。

今は亡きイラクのフセイン大統領、ヨーロッパの記者に日本の皇室との関係聞かれて、古来から中東に伝わる王家の紋章だと言ってったけね。

エジプトでは宗教改革でアメン神からアテン神へと崇拝の対象が切り換えられたことがあったが、そのアテン神の姿は太陽円盤の周囲に放射線を描くものニャ。

この宗教改革はアクエンアテン一代で挫折したが、アテン神は中東で古来から崇拝の対象であった太陽神と主張されていたのニャ。

もしこの主張が正しかったなら、菊花紋そっくりの太陽神の紋章の正体はアテン神だった可能性が出てきてもおかしくないのでニャ。

現在ではトルコのイスタンブールで博物館となっているアヤソフィアは、東ローマ帝国時代に正統派キリスト教の大聖堂として建設され、トルコがイスラム圏になってからはモスクに転用されたこともあった建築ニャ。

アヤソフィアの四角い建物に丸いドームが載っている形は、円で象徴される天と四角で象徴される地をそれぞれ表しているニャ。

円で象徴される天の中心に太陽円盤の周囲に放射線を描くアテン神を配すると、見た目は車輪のような形になるニャ。

法輪は、八方向に教えを広めるさまを表現する車輪形の法具とされるが、アテン神の周囲に光を放つ太陽神のイメージを重ね合わせることはできないかニャ。

密教では、最高神は太陽の光の象徴とされる大日如来とされているニャ。

もし、大日如来の正体はアテン神だとしたらどうニャろ。

ケルビムやグリフィンに関係深い輪の正体もまたアテン神だとしたら…。

ケルビムもグリフィンも、神の守護者とされているニャ。

法輪は、アテン神であり、ケルビムやグリフィンと関係があるのでしょうか。

釈尊中東説がもしも成り立つのであれば、このような解釈もあり得るのではないか、そう思ってまだまだ、証拠集めと検証が必要であることを承知で今回の議論となったニャ。
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