…「THE PRELUDE IMPLICT」/KANSAS
先日、図書館でKANSASの最新作、「THE PRELUDE IMPLICT」を借りてきた。
16年ぶりの復活作。
ただ今作は前作「SOMEWHERE TO ELESWHERE」ではソングライティングで参加していたケリー・リヴグレンは関わっておらず、さらには看板声のスティーヴ・ヲルシュも不参加。
オリジナルメンバーはフィル・イハートとリチャード・ウィリアムスの2人だけという、不安要素の大きい新作と言わざるを得ない状況となった…、のだがそこは流石、KANSAS。
これは、素晴らしい!!
フィルの独特のための効いたドラムと、ヘビーかつハードに、時には泣かせるリチャードのギターは健在。
そして素晴らしいのが情感あふれるフィドル。
このフィドルが奏でるメロディが、素敵。
スティーヴの穴を埋めたロニー・プラットのボーカルも見事で、KANSASの壮麗な音世界をしっかりと盛り立てている。
音楽性としては1st〜3rdあたりのプログレッシブ色の強さが目立つかな?という感じで、ポップな曲展開は抑えめだけど、その分、彼らの哀愁のメロディはしっかり盛り込まれていると思う。
さすがは、KANSAS。
21世紀に入っても、まったくブレがない。
やはり、偉大である。
さて、そのKANSASだが、現在、全米では名盤「LEFTOVERTURE」の完全再現LIVEを行っているとのことである。
これは、ぜひとも来日公演も行ってほしいところだ。
彼らのLIVEは凄い。
本当に楽器が上手い、というのは彼らのことをいうのだと思う。
情感あふれるLIVEを見たいなら、KANSASを見れば、間違いない。
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