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2016年11月01日18:55

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哀惜の情

先日、永年(私が嫁に来る前のジュラ紀から)
この辺りに魚の行商にきていたおじちゃんが
老齢のため「商売畳みます」と言って
わざわざ秋刀魚を届けてくれました。

毎週日曜日に大洗から刺身やら鮭やら
保冷車に乗せて売りに来ていてくれた
ビッグ家の大切な蛋白源であったので
一家総出でお別れを惜しんだのでありました。

ぢつは、9年前に薨った義父は目が不自由であったので
おじちゃんは来るたび話し相手になってくれ
長時間(時には1時間も・・・)義父と
世間話に興じてくれていたのでした。

義父もそれは楽しみにしており
地域のいろいろな噂話など聞かせてもらうのが
とてもうれしかったようです。

突然旅立った義父の葬儀にも来てくれました。

単なる「商売」というものを超えたお付き合いでしたので
もう、会えないと思うとものすごく寂しいです。

最近の商店は便利で綺麗だけれども
この魚屋のおじちゃんとのような
ふれあいはありません。

平成23年の震災では大洗のあたりは
かなりな被害があり、しばらく消息もわからず
やっと落ち着いたころ無事な姿で行商に来てくれた時には
思わず泣いちゃいそうだったのを思い出します。

長い間本当にご苦労様でした。
奥様と老後を楽しんでください。
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